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恋花火***side story
第28章 闘うオンナ
菜月と一緒にいたいなーと思う日もあれば
菜月が幸せならそれでいいやと思える日もある。
頭ではわかってるけど…、でも。
部活の時とか
陸先輩の隣で幸せそうにしてる菜月を見て、良かったなって思う気持ちも嘘じゃない。
だけど泣きたくなるような…、そんな気持ちも確かにあって、訳わかんねぇ。
自分で自分がわからない。
そんな毎日を過ごしていたら
明日から鬼練が始まるっていう日に
茜先輩から、電話が来た。
電話に茜先輩の名前が表示されているのを見た瞬間、なんだか嫌な予感がした。
だけど無視なんて出来ないし、電話に出た。
すると茜先輩は消え入るような声で
「…たぶんあの二人ヤッたよ。」
などという一番聞きたくない事を聞かされた。
「見たんすか?」
「ううん。…でもわかるの。」
それって第六感てやつ?
俺も時々その第六感が働くから否定はしない。
だけど本当に?
俺は今まで感じた事のない強い悲しみに襲われた。
そして茜先輩は続けて、菜月がいなくなったことを教えてくれた。
「は?なんでいなくなるの?」
「あたしの電話のせい。」
「もー、何してんすか…」
「…だって。嫌だったんだもん。二人がいるの。」
意味わかんねー
応援してたんじゃねーのかよ。
「なんか呆れてるけどさ。タケル君だって言ったじゃん。なんとかしてって。」
「言ったけど!…けど、菜月が悲しむのはもっと嫌だ。」
「…本当にそう思ってるの?好きな子が違う人とキスしてエッチして。それでもいいって?」
その質問は意地悪な質問だ。
答えはノー。
いいはずなんかない
だけど
「…菜月が泣いてるのはもっと嫌だ!」
俺は菜月を探した。
きっとどこかで泣いてんだろ
甘えんぼで、泣き虫な菜月
でも知ってるよ
誰よりも頑張ってきたこと
笑顔を作ってきたこと
例え俺の隣じゃなくても
菜月が笑っていられるのなら
俺はそれを応援したいって思うんだよ
…変かな?
菜月が幸せならそれでいいやと思える日もある。
頭ではわかってるけど…、でも。
部活の時とか
陸先輩の隣で幸せそうにしてる菜月を見て、良かったなって思う気持ちも嘘じゃない。
だけど泣きたくなるような…、そんな気持ちも確かにあって、訳わかんねぇ。
自分で自分がわからない。
そんな毎日を過ごしていたら
明日から鬼練が始まるっていう日に
茜先輩から、電話が来た。
電話に茜先輩の名前が表示されているのを見た瞬間、なんだか嫌な予感がした。
だけど無視なんて出来ないし、電話に出た。
すると茜先輩は消え入るような声で
「…たぶんあの二人ヤッたよ。」
などという一番聞きたくない事を聞かされた。
「見たんすか?」
「ううん。…でもわかるの。」
それって第六感てやつ?
俺も時々その第六感が働くから否定はしない。
だけど本当に?
俺は今まで感じた事のない強い悲しみに襲われた。
そして茜先輩は続けて、菜月がいなくなったことを教えてくれた。
「は?なんでいなくなるの?」
「あたしの電話のせい。」
「もー、何してんすか…」
「…だって。嫌だったんだもん。二人がいるの。」
意味わかんねー
応援してたんじゃねーのかよ。
「なんか呆れてるけどさ。タケル君だって言ったじゃん。なんとかしてって。」
「言ったけど!…けど、菜月が悲しむのはもっと嫌だ。」
「…本当にそう思ってるの?好きな子が違う人とキスしてエッチして。それでもいいって?」
その質問は意地悪な質問だ。
答えはノー。
いいはずなんかない
だけど
「…菜月が泣いてるのはもっと嫌だ!」
俺は菜月を探した。
きっとどこかで泣いてんだろ
甘えんぼで、泣き虫な菜月
でも知ってるよ
誰よりも頑張ってきたこと
笑顔を作ってきたこと
例え俺の隣じゃなくても
菜月が笑っていられるのなら
俺はそれを応援したいって思うんだよ
…変かな?