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恋花火***side story
第28章 闘うオンナ
茜先輩は、ついに全てを告白した。
一方菜月はというと
どっかに飛んでった。
まぁ気持ちはわからなくもない。
ビックリするよね。
陸先輩もショックを受けているのか、今までに見たこと無いくらいへこんでた
すべてのカラクリが解けた今、関係性はいくらか変化するだろうけれど
きっと菜月は大丈夫
環境の変化にちゃんと対応できる奴だから
「ごめんなさい」
茜先輩は俺らに何度も謝ってきた。
「……いいよ別に。魔法が解けるのはわかってたことだから」
って陸先輩が言い出した。
魔法?解けたのは魔法じゃなくて謎でしょ?
「…タケル。」
「へ!?」
「菜月ちゃんのことよろしくな。」
え!?は!?意味わかんない!
陸先輩は謎を残し、その場からいなくなった。
「どういうこと!?」
その場に残った茜先輩に問いかける……
と、この世の終わりみたいになってる茜先輩。
「……ごめんね。あたし……」
「…だから、ごめんってなんなんですか?」
「言えない。」
「はぁ?」
先輩に向かって無礼なことを言ってしまう俺……
だけど本当に意味がわかんねー
イラつく。
あの二人を混乱させる茜先輩に腹が立った。
「意味がわかんないっすよ。茜先輩のしてる事は、自分の気持ちの押し付けじゃないですか。好きだったら応援するのが大人つったの茜先輩ですよ?」
「…わかってるよ。」
「俺、もうついてけない。」
俺だって悲しいし
すげー辛くて苦しい
大好きな菜月が人のものになって
もう俺の隣にはいなくて
だけど菜月が幸せならそれでいいって必死になってんのによ
茜先輩がそんなんじゃ頑張れない。
ため息が漏れる。
茜先輩に背を向け歩き出す。
「…なんですか。」
「…帰っちゃダメ…」
制服の裾を茜先輩が引っ張り、目にたくさん涙をためて引き止めてくる。
「帰ります。」
「ダメ…うう〜っ」
大泣きする茜先輩…
子どもかっつーの。
「…ごめんなさい…」
「謝られても意味がわかんない。」
「全部話すから…お願い。」
あーもう
涙とか、本当にずるい。
一方菜月はというと
どっかに飛んでった。
まぁ気持ちはわからなくもない。
ビックリするよね。
陸先輩もショックを受けているのか、今までに見たこと無いくらいへこんでた
すべてのカラクリが解けた今、関係性はいくらか変化するだろうけれど
きっと菜月は大丈夫
環境の変化にちゃんと対応できる奴だから
「ごめんなさい」
茜先輩は俺らに何度も謝ってきた。
「……いいよ別に。魔法が解けるのはわかってたことだから」
って陸先輩が言い出した。
魔法?解けたのは魔法じゃなくて謎でしょ?
「…タケル。」
「へ!?」
「菜月ちゃんのことよろしくな。」
え!?は!?意味わかんない!
陸先輩は謎を残し、その場からいなくなった。
「どういうこと!?」
その場に残った茜先輩に問いかける……
と、この世の終わりみたいになってる茜先輩。
「……ごめんね。あたし……」
「…だから、ごめんってなんなんですか?」
「言えない。」
「はぁ?」
先輩に向かって無礼なことを言ってしまう俺……
だけど本当に意味がわかんねー
イラつく。
あの二人を混乱させる茜先輩に腹が立った。
「意味がわかんないっすよ。茜先輩のしてる事は、自分の気持ちの押し付けじゃないですか。好きだったら応援するのが大人つったの茜先輩ですよ?」
「…わかってるよ。」
「俺、もうついてけない。」
俺だって悲しいし
すげー辛くて苦しい
大好きな菜月が人のものになって
もう俺の隣にはいなくて
だけど菜月が幸せならそれでいいって必死になってんのによ
茜先輩がそんなんじゃ頑張れない。
ため息が漏れる。
茜先輩に背を向け歩き出す。
「…なんですか。」
「…帰っちゃダメ…」
制服の裾を茜先輩が引っ張り、目にたくさん涙をためて引き止めてくる。
「帰ります。」
「ダメ…うう〜っ」
大泣きする茜先輩…
子どもかっつーの。
「…ごめんなさい…」
「謝られても意味がわかんない。」
「全部話すから…お願い。」
あーもう
涙とか、本当にずるい。