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恋花火***side story
第29章 KOAKUMA
菜月と陸先輩のことを、応援しようって決めた。


本当はやだよ?


菜月が俺じゃない人とキスしたりエッチしたりとか


すげー嫌だけど


陸先輩の隣で笑ってる菜月は幸せそうだから


その顔を見てるのも悪くないかなーなんて。


それに陸先輩は、今まで菜月のそばをウロチョロしてた変な男どもとはまるで違うし。


おまえ何様って言われるかも知んないけど


陸先輩なら、いいと思った。


茜先輩が爆弾落としたあと


菜月もなんだかんだパニクってたけど


雨降って字固まるってやつで


陸先輩と、一層絆が深まったように見えた。





……よかったんだ、これで。


これから菜月の涙を拭うのは俺じゃない


抱きしめるのは俺の役目じゃなくなった。


……これでいい。


"タケルといたら世界は広がらない"


今になって、菜月が昔言ってた言葉の意味がようやく理解出来た。


陸先輩の隣で笑う菜月は


俺の隣にいる時よりも


ずっと女らしくて


すげぇ綺麗で


こんなに幸せそうな菜月は今まで見たことがなくて


菜月を諦めるための条件が揃ったような気がした。
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