この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恋花火***side story
第32章 非日常パラレルワールド
俺を無視していたそいつが、急に笑い出した。
それも鼻で嘲笑うような笑いで。
「…問いかける前に気付かないかなぁ。」
「は?」
「みんな君のことは邪魔だと思ってるよ、きっと。」
「…みんなって…?」
ドクドクと鼓動が早まる。
みんな
それっておまえと母親と、あとは
「僕たちはもちろんのこと、君が夜中だろうが御構い無しにお邪魔する女の子だって、きっと迷惑してると思うよ?」
「それって菜月のこと…?」
「名前までは知らないけど。彼氏がいるのに、ウロチョロされたら誰だってうざったいよ。」
気付いたら俺は外を歩いてた。
吐く息は白く
タバコの煙のように空へ向かって舞い上がる。
それも鼻で嘲笑うような笑いで。
「…問いかける前に気付かないかなぁ。」
「は?」
「みんな君のことは邪魔だと思ってるよ、きっと。」
「…みんなって…?」
ドクドクと鼓動が早まる。
みんな
それっておまえと母親と、あとは
「僕たちはもちろんのこと、君が夜中だろうが御構い無しにお邪魔する女の子だって、きっと迷惑してると思うよ?」
「それって菜月のこと…?」
「名前までは知らないけど。彼氏がいるのに、ウロチョロされたら誰だってうざったいよ。」
気付いたら俺は外を歩いてた。
吐く息は白く
タバコの煙のように空へ向かって舞い上がる。