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恋花火***side story
第33章 パンドラの箱
菜月の前ではいつも、弱い自分が顔を出してしまう。


決して大人びてるわけじゃなくて、むしろガキくさい菜月なのに


なぜかいつも気が緩む。


俺はどこまでもダサい。


好きな女の前で泣くなんてありえねー。


しかも人の彼女なのに。


…だけど、泣いたらスッキリした。









それから数日後


人の彼女に甘えた罰が落ちた。


部活の後、忘れ物をして部室へ戻った。


忘れ物ってのは、昔菜月から貰ったミサンガ。


それはもう年季入りまくりで、とっくに切れてしまってるもの。


だけど大切なものだったから、肌身離さず持ち歩いていた。


なのにうっかり部室のロッカーに置きっぱなしにしてしまい、それを取りに戻った時のこと。


部室の前まで来ると、知らない男がドアの前に座っていた。


「今お取り込み中ー。」


そんなことをボソッとつぶやかれ、なんのことかわからずにドアを開けた。


すると飛び込んできた光景に、"お取り込み中"の意味がようやく理解出来た。


…陸先輩が、SEXしてた。


…菜月と…


二人は恋人同士なんだし、そんなことしてる事ぐらいわかってる。


家の前でキスしてる所も見た事あるし


わかってるけど……









俺の下で、喘いでいた菜月を思い出す


脚を広げて


大切な部分をそっと守るように可愛らしく茂っている部分の奥は


ツヤツヤと光り輝いていた


そこには蜜が滴っていて


適度に温かく


俺の理性をことごとく破壊する甘い匂いが_____









「…はぁっ、はぁ……」


さっき覗き見た光景が離れず


俺は久しぶりに爆弾を自己処理した。


この行為は久しぶりのこと。


快感の波がドッと押し寄せ引いた後


強い後悔と怠さに襲われた。







…あの甘い蜜も


細い指も、白くて陶器みたいな肌も


ピンクの真珠も、可愛いおへそも


今は


他の誰かの宝物。
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