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恋花火***side story
第35章 潮騒
薄く茂っている部分をかき分け、テラテラと光り輝く部分に舌が到達した。


そこは温かくて、とてもいい香りがする。


指で皮をむき、クリトリスをピンと立たせ


舌先で転がした。


根元からてっぺんに向かって舌を動かすと、菜月は身体をよじった。


ビラビラを指で広げ、その隙間さえ攻め込む。


膣と肛門の間を指でくすぐると、菜月の膣はヒクヒクと開いたり閉じたりして、可愛い。


その度に膣からは、トロンと蜜が滲み出てきた。


俺はすべての蜜を舐めとったが、それでも次から次へと溢れてきた。



…菜月も俺と同じ気持ち?


ひとつになりたいって思ってくれてる?


菜月のそこに指を挿れると、吸い付くように収縮を繰り返している。


絶えず漏れる蜜と甘い喘ぎ声。


…可愛い


世界一可愛い。








菜月と初めて、ゴムなしでSEXした。


…まぁ俺の意図ではないけど。


そのとき


ほんの数秒だけど


菜月の温度を直に感じた。


…もし、今赤ちゃんが出来たら


ずっと菜月といられる…


一瞬、そんなことを考えた。


そんな幸せな未来


俺に待ってるハズなんかない。








「生まれ変わったら何になりたい?」


…そうだな


その問いかけには、こう答える。


「また、俺は自分に生まれ変わりたい。」


そうしたら


菜月に今度こそ


好きって伝えたいから。

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