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恋花火***side story
第6章 青春のヒカリ
エリカは、俺に馬乗りになった。


「誰にも渡したくない」


キスの合間に言われた言葉。


それは俺だってそう思ってる。


エリカを他の男に取られたくなんかない。


「茜ちゃんとエッチでもした?」

「するわけない。」


だってあいつは女が好きだし


だから俺たちは本当に友達なんだ


二人の間には友情しかないんだよ


「大切な友達。」


うまい言い回しなんて出来ない。


いくらキスやSEXをしていても、そんな器用な技は持ち合わせていない。


「あの子と口きかないで。」


……嘘だろ。なんでエリカがそんな事言っちゃうの?


ただのヤキモチだよって


笑いながら言っていたのに


なんでそうなっちゃうわけ?


「…でも」

「あたしよりその子がいいの?」


なに沢田ユズキみてーなこと言ってんだよ


ちょっと嫌な気持ちになっていたら、エリカは俺の上で、急に大人しくなった。


「……ごめん。」

「え…?」

「今の嘘。全部忘れて」


エリカはプイッと横を向き、何度もごめんねと呟いた。


「……エリカ」

「ごめん、痛かったよね。あの子と比べるなんて…バカな事した。」


エリカはこっちを向いていないけど、声でわかる。


泣いていることが。


"泣いてるときは知らないふりするもんだよ"


茜に言われた言葉を思い出し


涙には触れず、後ろからエリカを抱きしめた。


するとエリカはもっと泣き出した。


「ごめん…」

「なに?そのごめんって。」

「こんなに好きになるなんて思ってなかった。だって相原くん4つ下だよ!?」

「……いや?4つも下なんて。」


するとエリカは振り返り


涙で溢れた瞳と目が合った。


「嫌じゃない…!」


初めてエリカに甘えられた日。


俺はやっぱりエリカといると、他のすべてがどうでもよくなってしまう。


芯なんてない、ブレまくりな自分。


それさえも気にならないほど、エリカが好きだ。
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