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恋花火***side story
第12章 真っ赤な太陽に…叫ぶ?
このとき、14歳


夜眠るときは俺んちか菜月んちで一緒に寝てたけど


性に目覚めたのは菜月より俺のが早かったと思う。


仲良かった奴らがみんなそういうの早かったし。


毎晩菜月と寝てるけど、無防備すぎるほど無防備な菜月は


キャミソールとショーパン一丁でベッドに横になる。


「…おまえさぁ」

「なに?」

「夏服になってからブラ見えてる。」

「げっ!マジ!?」

「マジ。」


いつのまにか菜月は完全に女になってた。


ガキの頃一緒に風呂入ってたときはぺったんこだった胸も


夜一緒に寝てると、胸が当たってくるし


それに小学校の時海でギュッてしたときはカチャカチャって骨みたいだった身体も


なんか柔らかい。


何もかも柔らけーんだよ!!


夜菜月とベッドに入ると、脈拍が速くなった。


んで身体の奥が熱くなってきて、アタマがクラクラとしてくる。


これは俗に言うムラムラってやつなんだけど、このときはまだよくわからなかった。


菜月はそんな俺に気付くはずもなく、二人でいるとくっついてきた。


菜月は昔から甘えんぼだった。


同じ部屋にいるのにくっついてなきゃダメな子で


ゲームしてても膝の間に入ってきてた。


それはやっぱり両親がいない寂しさがそうさせてたと思う。


年頃の俺は、好きな女の子がくっついてくるという幸せな環境にもう何かが爆発しそう。それを抑えるのは大変だった。


たぶんこの期間で俺の寿命縮んだんじゃないかとさえ思う。


その時にサッカー部で出回ったエロ本で、都合よく正体不明の爆弾を処理する方法を覚えた。


"ひとりエッチ"


ってやつ。
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