この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋花火***side story
第12章 真っ赤な太陽に…叫ぶ?
亜美と付き合って2週間くらい経った頃、県選抜の試合があった。


県選抜というのはVS学校ではなく


それぞれの中学から何人かより集められてチームが作られ


都道府県対抗で行われる結構大きな大会。


一年の頃も呼ばれてたけど、いつも補欠。


だけど二年になってから初めてのその試合では、スタメンに選ばれた。


プレッシャーにめちゃくちゃ弱い俺は、前日もロクに眠れず…


亜美と付き合っている事を知らない菜月は、まぁ言うつもりもないけどいつもどおりに一緒に寝てくれて、それでも眠れなかった。


「気持ち悪。吐きそう…」


ウォーミングアップを終え、スタンド裏で待機。


お願いした訳ではないけど、これもまたいつもどおりに菜月が会場まで見に来てくれた。


菜月は俺が補欠だろうがなんだろうが駆けつけてくれる。



いつもプレッシャーに弱いけど、今回は特にアカンやつ。


他のチームメイトは飄々としてんのに、俺は心拍数が針振り切るくらいの勢い。


手は勝手に震えるし。


そんなただならぬ俺を心配して、菜月はスタンド裏まで来てくれた。


だせーとか言ってらんない。マジでプレッシャーに潰される。


「…手、冷たいね。」


菜月は俺の手をキュッと握ってきた。


…ちいせー手だな。菜月の手って可愛い…


とかぼんやりしていたら


チュッ


え?


「……どう?」


えええー!?


菜月にキスされたんですけどっ!?


「ど、どどどどうって?」

「ん?緊張解けたかなーって。」

「キ、キスすれば緊張って解けるもんなんですか…!?」

「わかんないけどしてみた。いつも私が泣いてる時、タケルがギュッてしてくれるからお返しだよ。」


うおー!


おまえ!何してくれてんだよ!


めちゃくちゃ嬉しいじゃねーか!!


亜美に言われてから、俺のことウザいのかなーとか最近気にしてたけど


そんなんどっか飛んでった


俺には彼女がいるということも忘れてしまった




「…まだ緊張してるからもっとして。」

「うん。」


緊張なんか一気になくなったけど


もっかいしてもらう。


「ちゅー」


はぁぁぁ


可愛い!!←バカ


/285ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ