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恋花火***side story
第13章 paradise
亜美はグダグダな俺にもめげずに何度でもトライしてきた。
案外いい奴だなって思ったけど
俺の身体は正直だ。
全く無反応。
「いつか寝てる隙に挿れてみるかな」
「絶対やめろそれ。笑」
一緒にいるとそれなりに楽しかった。
なのになんでなんだろう
しれーっと無視する菜月のことで、俺の頭はいっぱい。
夜眠る時も、朝起きた時ももちろん
授業中も菜月のことばっか考えてた。
自分でも思う。
俺かなりヤバイ奴。笑
あくる日の部活のあと
また嫌がらせをされた。
ゼッケンとかジャージとかそんなのは日常的だったけど
今回ぐしゃぐしゃにされたのは、家を出て行った父さんが買ってくれたスパイク。
もうサイズは合わないけど、お守り的にロッカーに入れてたやつ。
スパイクは汚くされてて、紐も切られてた。
いつもはどうにか流せてたけど
今回ばかりはちょっと。
俺はその場に力なく座り、ぐしゃぐしゃにされたスパイクを手に持った。
それは段々滲んで見えなくなる。
目から溢れる涙が頬を伝い
スパイクにポタポタと落ちた。
「タケル!!」
真っ暗な部室にいきなり乗り込んできた菜月。
大声にビックリして、また少し寿命が縮んだと思う。
「誰にやられたの!?」
すげえ勢いでベラベラ喋ってくる。
いつもの菜月じゃないみたい。
「私ぶっとばしてくる!タケルはそこで待っとけ!」
「ちょっと待って」
「やだ!待てない!」
「もう大丈夫だから。」
「何が大丈夫…」
俺は菜月を抱きしめた。
こんなのズルイって
カッコよすぎでしょ
ぶっとばすって言うけど、菜月はちっちゃいんだから逆に飛ばされちゃうよ
…まぁもし菜月がぶっ飛ばされたりなんかしたら
相手のこと、俺が殺しちゃうけどね。
「…ありがとう。」
お礼を言ったはずが、菜月は泣いた。
怒ったり泣いたり、今日の菜月は忙しい。
「タケルが泣いてると私も泣きたくなる」
俺たちはいつも二人でひとつ。
そう、昔からね。
案外いい奴だなって思ったけど
俺の身体は正直だ。
全く無反応。
「いつか寝てる隙に挿れてみるかな」
「絶対やめろそれ。笑」
一緒にいるとそれなりに楽しかった。
なのになんでなんだろう
しれーっと無視する菜月のことで、俺の頭はいっぱい。
夜眠る時も、朝起きた時ももちろん
授業中も菜月のことばっか考えてた。
自分でも思う。
俺かなりヤバイ奴。笑
あくる日の部活のあと
また嫌がらせをされた。
ゼッケンとかジャージとかそんなのは日常的だったけど
今回ぐしゃぐしゃにされたのは、家を出て行った父さんが買ってくれたスパイク。
もうサイズは合わないけど、お守り的にロッカーに入れてたやつ。
スパイクは汚くされてて、紐も切られてた。
いつもはどうにか流せてたけど
今回ばかりはちょっと。
俺はその場に力なく座り、ぐしゃぐしゃにされたスパイクを手に持った。
それは段々滲んで見えなくなる。
目から溢れる涙が頬を伝い
スパイクにポタポタと落ちた。
「タケル!!」
真っ暗な部室にいきなり乗り込んできた菜月。
大声にビックリして、また少し寿命が縮んだと思う。
「誰にやられたの!?」
すげえ勢いでベラベラ喋ってくる。
いつもの菜月じゃないみたい。
「私ぶっとばしてくる!タケルはそこで待っとけ!」
「ちょっと待って」
「やだ!待てない!」
「もう大丈夫だから。」
「何が大丈夫…」
俺は菜月を抱きしめた。
こんなのズルイって
カッコよすぎでしょ
ぶっとばすって言うけど、菜月はちっちゃいんだから逆に飛ばされちゃうよ
…まぁもし菜月がぶっ飛ばされたりなんかしたら
相手のこと、俺が殺しちゃうけどね。
「…ありがとう。」
お礼を言ったはずが、菜月は泣いた。
怒ったり泣いたり、今日の菜月は忙しい。
「タケルが泣いてると私も泣きたくなる」
俺たちはいつも二人でひとつ。
そう、昔からね。