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恋花火***side story
第13章 paradise
停学中は自宅謹慎。部活も出られない。
というわけで俺は菜月んちにずっといた。
なぜってここは俺のホームだから。
なんちゃって。
菜月んちに毎日泊まって、もちろんエッチはしないけど、触れ合える距離にいること。
それがたまらなく幸せだった。
菜月は俺が家にいると、口ではなんだかんだ言ってくるけど
ゲームしてても何してても、ぴったりくっついてきた。
大体の人が体験したことあると思うけど、膝の上に乗ってお母さんにくっつくみたいに。
「菜月はコアラみてーだな」
そう言うと、じゃあタケルは木だね。って笑う。
木って。おい。笑
菜月はほぼ無意識だろうけど、寝てる時もくっついてくる。意識ないのに。
そういう所がマジで可愛い。
だけど試合前のルーティンという目的以外のキスは、出来ないままだった。
謹慎中は一度も亜美に会わなかった。
そしたら心配した亜美が俺の家を訪ねたらしく、母親がうっかりバラしてしまった。
俺が菜月んちにいる事。
それにはさすがの亜美も怒って、「異常だよ。」って言われた。
「世界狭くない?」
そんなこと今まで、考えたこともなかった。
そんな時にいきなり菜月に彼氏が出来たもんだから
俺はもう地獄の底。
真っ暗闇に落とされたわけで。
だけど俺がいつまでも菜月を縛っていいはずがない。
"異常だよ"
"世界狭くない?"
初めて俺らの世界に邪魔者が現れた気がした。
…いや、本当は菜月にとって
俺が邪魔なのかもしれない。
というわけで俺は菜月んちにずっといた。
なぜってここは俺のホームだから。
なんちゃって。
菜月んちに毎日泊まって、もちろんエッチはしないけど、触れ合える距離にいること。
それがたまらなく幸せだった。
菜月は俺が家にいると、口ではなんだかんだ言ってくるけど
ゲームしてても何してても、ぴったりくっついてきた。
大体の人が体験したことあると思うけど、膝の上に乗ってお母さんにくっつくみたいに。
「菜月はコアラみてーだな」
そう言うと、じゃあタケルは木だね。って笑う。
木って。おい。笑
菜月はほぼ無意識だろうけど、寝てる時もくっついてくる。意識ないのに。
そういう所がマジで可愛い。
だけど試合前のルーティンという目的以外のキスは、出来ないままだった。
謹慎中は一度も亜美に会わなかった。
そしたら心配した亜美が俺の家を訪ねたらしく、母親がうっかりバラしてしまった。
俺が菜月んちにいる事。
それにはさすがの亜美も怒って、「異常だよ。」って言われた。
「世界狭くない?」
そんなこと今まで、考えたこともなかった。
そんな時にいきなり菜月に彼氏が出来たもんだから
俺はもう地獄の底。
真っ暗闇に落とされたわけで。
だけど俺がいつまでも菜月を縛っていいはずがない。
"異常だよ"
"世界狭くない?"
初めて俺らの世界に邪魔者が現れた気がした。
…いや、本当は菜月にとって
俺が邪魔なのかもしれない。