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恋花火***side story
第13章 paradise
その行為が終わると急に冷静になり、亜美の言葉を思い出した。


"異常だよ"


"世界狭くない?"


わかっていたのに、俺は菜月を抱いてしまった。


「もうしねーから。」


俺の言葉に菜月は、「わかった」と言った。
















「…亜美、話あんだけど…」


菜月とエッチした。


それは亜美に対する裏切りだって、こんな俺でもわかってる。


もう菜月とエッチはしないけれど


それでも。


「俺、菜月のこと好き。」


だから亜美とは付き合えない。


ハッキリと伝えた。


怖かった。


また亜美に"異常"って言われんのかなって


だけど自分でもどうにも抑えられなくて苦しい。


亜美に迫られるたびに、申し訳なさすぎて死にそうだった。


これ以上亜美とは付き合えないと思った。


もし亜美が怒り出したら、ひたすら頭下げようって決めてた。


だけど亜美は、


「今更?」


あっけらかんと言ってきた。


「いつ言い出すのかって思ってたよ。」

「え…気持ち知ってた?」

「うん。」


知っててあんなにグイグイ来てたなんておまえすげーな。


「…万が一があるかもじゃん。気の迷いでも生じて、あたしに傾いてくんないかなーなんて期待してたけど無理があったね。」


亜美は笑ってた。


「…おまえはいい女だと思う。」

「ありがと。でも菜月がいいんでしょ?」


その質問にはイエスだ。


「タケルもいい男だよ。あんたはいつでもオラオラしてりゃいいんだよ。あたし相手になにビビってんの 笑」

「いや…うん、ごめん。」

「やだ、こんなタケル気持ち悪い〜」

「おい 笑」


わかってるよ


わざと明るく振舞って、空気軽くしてくれてること


本当にありがとう


だけどどんなにいい女が現れたって


菜月以上はいない。


それはきっとこの先も。
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