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恋花火***side story
第14章 彼女と雪と涙
その高校の体験入学でのこと。
廊下歩いてたら、すげぇ勢いでぶつかってきた奴がいた。
いてーと思ってそいつの顔を見ると、そいつも敵意剥き出しでこっち見てた。
は?
「タケルだめ!」
隣にいた菜月に制される。
「や、喧嘩なんて全然僕する気ないですから。」
「顔に出まくりだから!」
「…そう?」
菜月と話してたら、「…高校ではサッカー部入る?」って、そいつがいきなり聞いてきた。
「え…、たぶんその予定。」
むしろそれが目的でここの高校選んだし。
するとそいつはニヤッと笑って、「だと思った♪」って。
え、おまえ何者。
「俺のことわかんないか。俺はバッチリ覚えてるよー?東三中の大石タケル。」
いきなりフルネームで当てられた。
「春季大会で削られまくったから、覚えてる。」
記憶を呼び覚ます。
「…あ。西北地区の、なんとかレン?」
「そーそー!」
それがレンとの出会いだった。
この時からなんとなく感じてた。
フィーリングってやつ。
それまで俺は友達は割と多い方だと思っていたけど
心から気の合う奴っていなかった。
だからレンとの出会いは、俺にとって意外とデカかった。
本人には言わないけど。なんかキモいしそういうの。
「彼女〜?」
レンに聞かれたけど、なんて答えたらいいかわからずにいると、
「お似合いだね」
的なことを言われ
そんなこと言われたのは人生初で
めちゃくちゃ照れた。
「なに?柄にもなく照れちゃって。」
「うるせ〜」
菜月が彼女だったら
どんなに幸せだろうって思うよ。
休みの日はゆっくり一緒に過ごして
色んなとこに手繋いで行ってさ
キスしたり、エッチしたり…
って、今とあんま変わんないじゃん。
付き合うってそもそもなに?
考えれば考えるほど、わからなくなる。
廊下歩いてたら、すげぇ勢いでぶつかってきた奴がいた。
いてーと思ってそいつの顔を見ると、そいつも敵意剥き出しでこっち見てた。
は?
「タケルだめ!」
隣にいた菜月に制される。
「や、喧嘩なんて全然僕する気ないですから。」
「顔に出まくりだから!」
「…そう?」
菜月と話してたら、「…高校ではサッカー部入る?」って、そいつがいきなり聞いてきた。
「え…、たぶんその予定。」
むしろそれが目的でここの高校選んだし。
するとそいつはニヤッと笑って、「だと思った♪」って。
え、おまえ何者。
「俺のことわかんないか。俺はバッチリ覚えてるよー?東三中の大石タケル。」
いきなりフルネームで当てられた。
「春季大会で削られまくったから、覚えてる。」
記憶を呼び覚ます。
「…あ。西北地区の、なんとかレン?」
「そーそー!」
それがレンとの出会いだった。
この時からなんとなく感じてた。
フィーリングってやつ。
それまで俺は友達は割と多い方だと思っていたけど
心から気の合う奴っていなかった。
だからレンとの出会いは、俺にとって意外とデカかった。
本人には言わないけど。なんかキモいしそういうの。
「彼女〜?」
レンに聞かれたけど、なんて答えたらいいかわからずにいると、
「お似合いだね」
的なことを言われ
そんなこと言われたのは人生初で
めちゃくちゃ照れた。
「なに?柄にもなく照れちゃって。」
「うるせ〜」
菜月が彼女だったら
どんなに幸せだろうって思うよ。
休みの日はゆっくり一緒に過ごして
色んなとこに手繋いで行ってさ
キスしたり、エッチしたり…
って、今とあんま変わんないじゃん。
付き合うってそもそもなに?
考えれば考えるほど、わからなくなる。