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恋花火***side story
第14章 彼女と雪と涙
「彼女ってなに?」
男子会議でタイムリーな話題をぶつけてみる。
するとみんなが言うには、彼女っちゅーもんは特別で
なんかの行事、例えばクリスマスなんかは一緒に過ごすのがお決まりらしい。
…だったら俺らは?
毎年クリスマスも、お正月も
お盆だって一緒に過ごしてきた。
あとは手を繋いだりキスしたり、エッチしたりする特別な相手を彼女っていうらしい。
え、だったら俺らもうそれじゃん。
したらみんなは、「おまえと菜月ちゃんは違うくない?」って言う。
なんで?
「ただの幼なじみでしょ?」
…幼なじみは彼女になんないの?
謎…
だけど今年もクリスマスは菜月と一緒。
携帯電話買いに行こうって菜月から言われてたし、クリスマスは二人で街へ出かけた。
俺らは待ち合わせなんか必要ない。
どっちかの家に迎えに行って、ダラダラして、やっと出かけるって感じ。
でも菜月は、クリスマス仕様だよーと言い、普段サラサラなまっすぐの髪をちょっとだけクルクルにしてた。
すげー可愛い。
せっかくおしゃれしてきた服を全部脱がす。
そんで2回ほどしてから、ようやく出かけた。
「寒いね〜」
鼻を真っ赤にして、隣でニコニコ笑ってる菜月の手をとる。
その手はちっこくて、冷たくて
また胸がギューっとする。
「白いの可愛い〜」
「俺黒にしよっかなー」
「えー、じゃ私も黒にする。」
「真似っこ?」
「いいじゃん。ダメ?」
「ダメ。笑」
「…じゃあ白にする…」
「嘘。俺も白にする。」
ヤバイ、幸せすぎる。
クリスマスの街はカップルで溢れていた。
俺たちも周りにはそう見えるのかな
友達はみんな、俺と菜月は違うと言った。
けれど、俺たちはきっと特別なんだって思ってるよ。
それは今に始まったことじゃない。
きっと昔から
ずっと。
男子会議でタイムリーな話題をぶつけてみる。
するとみんなが言うには、彼女っちゅーもんは特別で
なんかの行事、例えばクリスマスなんかは一緒に過ごすのがお決まりらしい。
…だったら俺らは?
毎年クリスマスも、お正月も
お盆だって一緒に過ごしてきた。
あとは手を繋いだりキスしたり、エッチしたりする特別な相手を彼女っていうらしい。
え、だったら俺らもうそれじゃん。
したらみんなは、「おまえと菜月ちゃんは違うくない?」って言う。
なんで?
「ただの幼なじみでしょ?」
…幼なじみは彼女になんないの?
謎…
だけど今年もクリスマスは菜月と一緒。
携帯電話買いに行こうって菜月から言われてたし、クリスマスは二人で街へ出かけた。
俺らは待ち合わせなんか必要ない。
どっちかの家に迎えに行って、ダラダラして、やっと出かけるって感じ。
でも菜月は、クリスマス仕様だよーと言い、普段サラサラなまっすぐの髪をちょっとだけクルクルにしてた。
すげー可愛い。
せっかくおしゃれしてきた服を全部脱がす。
そんで2回ほどしてから、ようやく出かけた。
「寒いね〜」
鼻を真っ赤にして、隣でニコニコ笑ってる菜月の手をとる。
その手はちっこくて、冷たくて
また胸がギューっとする。
「白いの可愛い〜」
「俺黒にしよっかなー」
「えー、じゃ私も黒にする。」
「真似っこ?」
「いいじゃん。ダメ?」
「ダメ。笑」
「…じゃあ白にする…」
「嘘。俺も白にする。」
ヤバイ、幸せすぎる。
クリスマスの街はカップルで溢れていた。
俺たちも周りにはそう見えるのかな
友達はみんな、俺と菜月は違うと言った。
けれど、俺たちはきっと特別なんだって思ってるよ。
それは今に始まったことじゃない。
きっと昔から
ずっと。