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文句言いっこなしの三重奏
第6章 カノン


『……なんだ、それ。』

『思い出の共有ってゆーの?そーいうのはさ、きっと三人一緒じゃなきゃつまんねんだよ。例えば、何か思い出し笑いした時に、一人だと面白くねーじゃん?おれらの場合、二人でもまだ足んなくて。やっぱ三人揃わないと、心から楽しくならないんだよ。』


あっさり言い切った崇臣の横顔が、何だか癪だった。何だか癪で…でも僕は、ちょっと嬉しくもあった。


『ふん…変な奴…』


本当は、崇臣の言うことはよく分かる。


ずっと三人だった僕らには、共有する思い出がいくつもあって。そして、これから経験していくことについても、それは同様であって欲しいもの。


今までも、これからも。


三人で共有する何かを、一つでも多く作っていきたい。きっと。…たぶんだけど、それは僕達三人の、共通の思いであるはずだ。



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