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文句言いっこなしの三重奏
第7章 和音


『…何を…してる…』


震えぎみの声は、全く弱々しく。ノイズに掻き消され、崇臣に届かない。


『…っ…何してるって聞いてんだ!!』

『別に?』


キュッと閉じた金属音。僕の、崇臣の、声。
それらは全て、ほぼ同時だった。


『お前、まだこんなこと…何で…っ?!』

『…別に。勃ったから?』


鏡の中の男は、ひどく冷めた口調で言う。
僕の言葉なんか、寄せつけない目をして。


『先に盛って来たのは向こうだ。キスしたら勃ったし…断る理由がねーだろ。』


手元の水を切り、背を向けたら


『待て!お前は…』

『いいだろ、別に。自分は昨日、十分楽しんだんだから。おれだって…発散したかったんだよ。』


肩越しに、皮肉な口元を作って。
崇臣は行ってしまった。



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