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文句言いっこなしの三重奏
第8章 メヌエット


そんな出会いを経、僕らは自然と三人で居ることが多くなった。一番大きかったのはやはり、近所に住んでいたということ。同じ場所から乗り降りする園児は僕らしかおらず、親同士も打ち解け、それは三人の時間を幼稚園以外でも結びつけるキッカケとなった。


『よぉーい、どん!』

『ぼくがいちばーん!』
『ぼくだっていちばーん!』


かけっこは日常茶飯事だったし。


『ひっさつ!うるとらあたっく!』
『すーぱー!めがとにっくびーむ!』

『きゃはは!みらくる まほうじん!』


よく分からない必殺技もかけまくった。


『わぁ…あの おはな、かわいいねぇ。』

『ぼくがとってきてあげるよ!』
『いいや、ぼくがとってくる!』

『まって〜あたしもいくよぉ!』


とにかく何処へでも、一緒に行った。




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