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文句言いっこなしの三重奏
第8章 メヌエット
『おはよー。ゆーくん、たーくん!』
バスの集合場所にも、ほのりはちゃんと来るようになった。
『最近、ほのりちゃん頑張ってるのねぇ。』
『もともと朝が弱かったのかしら?』
『いいえぇ。朝は起きれるんですが、初めは人見知りをしていたみたいで。お友達ができないって、バスの時間になると泣いてしまって…』
それが僕らと打ち解けてからは、早く行こうと急かすようになったんだとか。
『あらま♡ウチの勇祐も嬉しいみたいよ〜?いっちょ前にこの間、ほのりちゃんに求婚してるの見ちゃってね〜』
『そうそう、そしたらウチの崇臣が泣き出しちゃって。ぼくも〜とかって慌ててプロポーズよ?いやぁ〜本当、チビ達見てて飽きないわ(笑)』
…何となくそこのシーンには覚えがあるが、割愛させていただくことにする(お父さんが好きとか言われ、二人とも撃沈の為)。