この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
文句言いっこなしの三重奏
第9章 休符

***

────小学4年生


『え、またお休み?』


急なほのりの欠席から、二日後の朝のこと。
昨日は元気に登校してきたほのりが、また休みだと告げられた。


『分かりました、お大事に…』

『…勇祐くん、崇臣くん。』


玄関先で踵を返した僕らに、言いにくそうな声がかかる。


『次からは…ほのりが集合場所に来なかったら、先に学校へ行っていいからね。』

『え……』

『こんな風に、家まで確認に来てもらうのは悪いし。班の子達も…万一、学校に遅れるようなことがあったらいけないしね。』


それは、今後もまた
今日みたいなことがあるということ?


『あの…ほのは病気なの?』

『大丈夫。悪い病気なんかじゃないのよ。』

『明日は来るの?』

『…分からないけど、行けたらいいなって思ってるわ。』


心配かけてごめんねと、ほのりのお母さんは僕らを送り出した。そして次の日、また次の日も、ほのりは学校を欠席した。



/236ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ