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文句言いっこなしの三重奏
第9章 休符


なのに…


『なんで…?』


その一週間後。
ほのりはまた、朝の集合場所に来なかった。


『二人とも、行くよ。』


班長に促され、後ろ髪を引かれる思いで学校を目指した。


『…辛いのは、一週間じゃなかったのかよ。』

『…知らないよ、おれ女じゃないし。』

『二人とも、ちゃんと前を見て。信号変わるよ。』


さすがに変だ。
何となく、放っておいてはいけない感じがした。


『帰り、ほのの家行こう。』

『無駄だよ。どうせこの前みたいに、教えてもらえない。』

『じゃあ、どうするんだよ?!』

『知らねーって!おれにばっか聞いてくんな!』

『何だよ?!崇は心配じゃないのかよ!』

『なわけねーだろ!おれだって分かんないんだよ!』

『こら!ケンカするな!!』


珍しくムキになっていた。崇臣と言い合いすることだって、それまでほとんど経験がなかったのに。とにかくほのりのことが分からなすぎて…互いに苛立ちを隠せなかった。




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