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文句言いっこなしの三重奏
第10章 クレッシェンド


『くそ…ッ佐伯のやつ…!何でこんなことになるんだ…!もっと早く話してくれてれば…』


悔しい悔しい悔しい…!助けてあげたかった!


『──勇。』


地面を睨みつける僕の肩へ、ふと重みが乗っかって。


『よせ。ほのを責めてどうするんだ。』


隣を見た途端、思いもよらない言葉が降りかかりカッとなった。


『違うっ!そんなつもりで言ったんじゃ…!』

『分かってるよ。でも、そう聞こえても仕方ないって意味。だからもう言うな。あと、佐伯のことも…憎んだってどうにもならないからな。』

『はあ?!待てよ…お前あんなやつ庇うのかよ!』

『そうじゃない。ただ、それじゃ何の解決にもならないだろ。』


真っ直ぐ向けられた瞳に、突き刺されたみたいだった。別に怒鳴ってるわけじゃない。崇臣の声も表情も、全然落ち着いているのに。もの凄い気迫を纏っていた。




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