この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
文句言いっこなしの三重奏
第10章 クレッシェンド


『それにほのは、言わなかったんじゃない… 』

『…え?』

『言えなかったんだ。相談したくてもできなくて…ずっと一人で悩んで。苦しかったんじゃないかな…』

『………!』

『今まで黙ってたのは、おれらに迷惑かけたくないって……きっと、そう思ってたんだよ…』

『…………』

『な、勇も分かるだろ…?そういうの…分かってあげてよ…』


自分まで苦しげに顔を歪ませた崇臣に、息が詰まった。喉の奥で、まだ納得し切れない僕の拙さがつかえて、息苦しくて堪らなかった。


きっとそうなんだろう。正しい。きっと全部、崇臣が正しいんだ。頭では分かる…っ…でも…だけど…!


───じゃあ、この悔しさは一体どこに向ければいいんだよ!!




/236ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ