この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
文句言いっこなしの三重奏
第12章 ソナチネ
『悪い!今日は家でやることあるから、やっぱ帰るわ。』
『そっか。じゃあまた今度な!』
『おう、んじゃな!』
てっきり承諾すると思っていた誘いを、崇臣はあっさりと断っていた。
『おい崇、良かったのか?』
『ああ、別に。勇がするならと思っただけだし。それよりさ、これからおれん家行こーぜ!前言ってた新作ゲーム、手に入れた!』
『え、マジで?!』
『まじまじ!』
昔から、何をするのでも三人一緒に遊んできた。ゲームだって例外ではなかったけど。