この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
思い出のアルバム
第3章 それは突然に

翌朝


いつもの時間、いつもの電車


そういつもと同じ通学なだけ…


でも私にとっては…運命の日。


どっちに転ぶかはわからない。


でも…


後悔だけはしたくない!!



駐輪場にチャリを停める。


そして改札へ向かう。


もちろんその道のりで、ホームを見る。



「来てる…」



いつもの場所に先輩は立っていた。


一つ深く深呼吸をして改札へ向かう。


もう迷わない。


ダメだったら…由美と夏奈に慰めてもらおう。



いつもは目の前を通り過ぎるが、今日は立ち止まった。



先輩はいつもポケットに手を入れて電車を待っている。

携帯を見たりする姿は見たことなかった。


もちろん今日もそうだったので、すぐに私に気づいてくれた。



「おはようございます!!あの…昨日は、ありがとうございました!!定期だったから…あの…本当に助かりました!!」


ただ一言だけなのにドキドキが止まらない。

顔も見れない!!

だからどんな顔してるかわかんない。


お願い…早く何か言って!!!!




「偶然後ろに居ただけだから…プリクラ貼ってあったし」


あれ…なんか素っ気ない?!

一瞬思ったけど、もう止まらない。話かけられたんだ!!チャンス逃すか!!


「いえ…でもあんなにたくさん人居たのに…」


「毎朝見かけてるから」


えッッ・・・・・


その言葉に時が止まる。



私の存在に…気づいてくれて…た?!


あまりの驚きに声も出ない。頭が働かない。



「ねぇ…乗らないの?」


気づけば電車が来てた。


同じトコ…乗ってもいいのかな?


先輩の後に続いて乗り込む。


先輩は運転席の壁を背に立っていた。


「ここ…捕まる?」


先輩の隣に促され、立っていやすい場所を空けてくれた。


まさかの・・・一緒の通学になった。


/224ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ