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思い出のアルバム
第14章 悩みの末に

世間ではGWも、私らには部活。
しかも、夏の大会へ向けて休むことなく頑張った。
そして6月…。
雨が続いた土曜日、久しぶりに部活が休みになったので、私は修ちゃんの所へ行こうとしていた。
修ちゃんには内緒。
もうサッカーもバイトもしてないなら、多分家に居るだろうと思っていた。
でも、いないと困るので
【今日、家に居たりする?】
とメールをしておいた。
最寄り駅に着いた時、ちょうど返事が届く。
【今起きたとこだから家に居るよ】
良かった♪
ウキウキ気分で修ちゃんのアパートに向かう。
朝、降っていた雨も今はもう止んでいた。
ピンポーーーーン!!
呼び鈴を押す。
「・・・・あれ?」
居るって言ったじゃん!!
ピンポーン!!ピンポーン!!ピンポーーーーン!!
連打して押したら
勢いよくドアが開いた。
「・・・・・・・沙織!!」
驚いた顔の修ちゃんと、勢い良く開いたドアに驚く私。
「えへへ……来ちゃった」
「……あぁ……ビックリしたよ…」
あれ…?
なんか……歓迎されて……ない?!
凄い気まずそうな顔してる……
と、思ったら部屋の中から
「修司?誰だった・・・って……あ…」
中から姿を現したのは
礼子だった・・・・・。

