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思い出のアルバム
第4章 初めて尽くし

先輩との初デートは、ファストフードでお昼食べて


その辺フラフラしただけだった。


でも、ずっと手を繋いでいてくれる。


それだけでも嬉しくて、幸せでいっぱいだった。



「そろそろ帰るか…」


夕方、あまり遅くならないように気にしてくれているんかな。


もっと一緒に居たいけど、ワガママは言えない。


「先輩…一つだけお願いが…」











「お前のお願いって…何で女子ってこうゆうの好きな訳?!」


「文句言わないでください。撮りましょうよ!!」


プリクラの機械の中で、先輩はブツブツ言っている。


「先輩!!その前に…ちょっと寄ってください!!」


使い捨てカメラで初2ショット。


「何でプリクラ撮るのに、写真も撮るの?」


「これは、私と先輩用のカメラです。これからいっぱい撮るんです!!あッッ!!ほらプリクラ撮りますよー」


嫌々言いながらもちゃんと撮ってくれるんだ。


それがすごく嬉しかった。


「・・・沙織」


呼ばれて先輩を見る。


視線が熱い…


顔が近づいてくる……


そして……




軽く触れるキスをされ、ギュッと抱きしめられる。


そして…


今度はもっと熱い…


深いキスが落とされた。


柔らかい先輩の唇…


その合間から、ねっとり舌が入ってきた…


ドキドキし過ぎて、心臓が飛び出しそうだった。


でも…不思議…


初めてなのに…受け入れられるんだね…


「・・・ん…んッッ」


先輩のキスに酔わされて、思わず声が出てしまった。

自分の声にハッとして、思わず目を開けてしまい、先輩とキスしながら目が合った。


先輩は微笑むと、さらに深く深いキスを続けた…


忘れられない…初デートになった。
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