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思い出のアルバム
第4章 初めて尽くし

それから先輩との付き合いも続いた。


ただデートはほとんどしていない。


先輩は受験生。


平日も休日も、サッカーしながら塾へ通い勉強していた。


だから毎朝の通学が唯一のデートになった。


それでも私は幸せだった。





「それなんか物足りなくないのー?」


お昼食べてる時に夏奈に言われる。


「でも…受験の邪魔なんて出来ないし…あたしのせいで希望落ちても嫌じゃん…」


「まぁねぇ…でも、もおすぐ夏休みだしッッ少しは時間作ってもらえるんじゃないの?」


「うちら毎日部活じゃん!!先輩だって夏の大会終わったら受験一色になるし…」


「じゃぁあたしと遊んでねーあたし独り身だから」


「私は彼氏とお泊まりー。沙織だってさぁそろそろじゃないのー?初エッチ」


夏奈の口から言われたその言葉に、思わず飲んでたモノを吹き出してしまった。


「あぁ…何やってんのよ」


「でもー私も気になるッッ!!実はもう…?」


「まだ…そこまでは…だけど…」


そんな感じでお昼の時間も過ぎていく。


夏休みに入る頃、私も先輩も夏の大会がある。


1年ながら試合に出られる私は部活を頑張ってたし、

先輩も最後の大会に向けて頑張っていた。


でもその前に、ドキドキな出来事が待っていた。
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