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キセイジジツ
第9章 思惑

ーーー体が熱い。下半身がムズムズする。


そんな感覚で目を覚ますと見知らぬ部屋にいた。

ーーーここ…どこだ?

天井には鏡があって、きらびやかな内装にフカフカのベット…

ーーーラブホか?でも何で……確か俺……あっ!

そこでようやく自分の状況に気づく。

起き上がろうとしても腕を頭上で拘束されていて体を動かせない。

ーーー手錠か?何で俺……
そうだ、喫茶店でコーヒー飲んでたら急に眠くなったんだ。あいつ…何飲ませた…?


散々デートをしようとうるさかったマナはいざ待ち合わせの話になると近くの喫茶店を指定してきた。

店内に入るとすでにマナはいて、俺の分のコーヒーも頼んでくれていた。

気が利くなと思ったが、そもそもそれが間違いだったのだ。

ーーー気づいたらラブホとか…ありえねぇ。

「あっ気がついたぁ?」

ニッコリと笑うマナが裸にバスタオルを巻いた姿で現れた。

「お前…どういうつもりだよ。しかも何だそのカッコは」
「あぁ、これ?シャワー浴びてきたの。…今から健とエッチするからねっ」
「は?お前とはもうしねーよ」
「そう?いつまで強がっていられるかなぁ?ふふっ」

ーーー意味分かんねぇ…

「それよりお前俺に何飲ませた?」
「うーん、まずは睡眠薬。もう一つはあとで教えるけど聞かなくても分かるんじゃない?」

そう言ってマナはズボンの上から俺の肉棒を擦る。

「おいっ!やめろっ!」
「え~?」

半起ちだった肉棒はムクムクと元気になる。

「こっちは気持ちいいみたいだけど?」
「俺の意思じゃねぇ!触るなっ!……おい、待て。まさか飲ませたのって……」
「なぁに?」

チャックを開けてボクサーパンツに手をかけると隙間から俺の肉棒を取り出した。

「ちょっ待てって!やめろっ!うっ……はぁっ……」
「ふふっ…やらしい液が出てるよ~?」
「あっ……はぁっ……やめろ……」
「威勢がなくなってきたよ~気持ちいいのぉ?」
「ちがっ……くっ……はぁっはぁっ……」

マナは先っぽから出ている液を肉棒全体に塗りつけると射精させる為の手の動きをする。

マナは元々男が絶えないタイプだし、何度か体を重ねただけあって俺の気持ちいいポイントはもちろん分かってるし、手コキのテクニックは上級者だ。

ーーーもう…やべぇ…

「ダメだっ…も…もうっ……くっ!?」
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