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キセイジジツ
第12章 作戦

「それって………どういう意味?」

緊張したような声が耳に届く。

ーーーど、どういう意味って…。

「隣で…寝たいです!」

語尾を強めに言ってバッと手で顔を覆う。

ーーー言っちゃった!ストレートに!本心だけど…やっぱ、恥ずかしいっ!

「あー…。えっ…と、つまり、俺が、悠里ちゃんの隣で寝ればいいって…事?」

長田の困惑気味な声色や口調に不安になって顔を上げる。

「そ…うです。いや…です、か?」

不安や恥ずかしさから涙で目が滲む。

「っ…」

そんな私を長田は引き寄せて抱きしめた。

「もー…。その目、ダメだってばー…」
「えっ…あの、長田さ…?」
「寝たくても…寝かせられなくなるよ…」
「寝かせられ?……きゃっ!?」

ガバッと体を持ち上げられたと思ったら、ベットに倒されて、目の前には艶めく二つの瞳。

「俺を…誘うような目で見つめる…悠里ちゃんが悪いんだよ?」
「えっ?…私…?」
「さっきの、続きだよ…」

甘い声で囁かれ唇を塞がれる。

「んっ!」

続きと言うだけあってキスはもう軽いものではなく、最初から舌が侵入してきた。

絶妙なタイミングで舌を出し入れされて、自分の舌なのに動かす事が出来ないほど絡め取られる。

「ふっ……ふあっ……」

クチャクチャと唾液が交わる音が脳を刺激していく。

ーーー長田…さん。キス、じょ…うず…。

まだそんなに時間は経っていないのにキスだけで目元がとろけてしまう。

それに気づいたのか長田の手が乳房へと伸び、手のひら全体で形を確かめるように包み、動く。

「ん…。んっ……」

乳房の中心にある粒が下着から飛び出したのか服に擦れて、むず痒い。

長田の手が背中に回りファスナーを下ろしていくと、ワンピースは簡単に脱がされてしまった。

「はあ……。ゆう…りちゃ………」

下着姿になった私を食い入るように見つめてから、再び抱きしめる。

「ずっと…会いたかった……。夢みたいだ……」

少し強めに抱きしめられて苦しいけどそれが嬉しくて。

「な…がた…さん…」

欲情に支配されていく瞳が私を見つめて。

「ね……今だけ、一度でいいから…、恭介って呼んで……?」

切羽詰まったような声でそう言われて胸が締めつけられて。

「……きょ…すけさん…」

躊躇する事なく、その名を口にした。
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