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キセイジジツ
第13章 確信

昔からよく洋画を見ていた。

大人向けの作品となると濃厚なベットシーンもちらほら見た事がある。

でも外人のベットシーンを見て必ず思ってたのは
どうして眠る時に裸のままなんだろう?って事。

何もまとわずに産まれた時の姿のまま、たくましい素肌に抱かれて眠るなんて…
冬は風邪ひかないだろうか?とか、逆に夏は暑苦しいのでは?とか余計な心配をよくしていた。

それに、そんな事を実際にするのはどこかの洋画の中でしかないシーンだと思い込み、
心のどこかで羨ましいな…なんて思いつつ、純日本人として16年間生きてきた。

でもね、現実は思い通りにはいかないみたい。

私の想像を遥かに越えていく。



だって今ーー
たくましい素肌に抱かれて眠ってるんだもの。



そっと目を開くと目の前には筋肉質な胸板、
顔を上げると眠っている長田の顔がある。

フサフサのまつ毛が澄んだ瞳を隠しているが
端正な顔立ちは変わらずにそこにあって。

いつも結われている後ろ髪は今は外されていて、はらりと頬にかかる漆黒の髪が何だか色っぽい。

ーーーながたさん…。


長田は着痩せして見えて、実は脱ぐと"鍛えられてます"タイプだった。

その体は肉厚で男らしくて密かに筋肉フェチな私は、肉棒が挿入されて長田を見やった時
服を脱いであらわになったその体つきを目にして驚き、それだけで膣がキュン…と締まるのを感じたほどだ。

ーーーこの体に、抱かれたんだよね…。

温かい胸板に頬を寄せてスリスリ動かしていると頭上から優しい声が降り注ぐ。

「お…はよ…、ゆう…り」

名前を呼び捨てにされたのはもちろん、昨夜の事を思い出して顔が上げられない。

返事をしない私の肩をそっと掴んで体を離し、顔を覗き込まれる。

「…どうした?」

寝起きというのに艶やかな雰囲気をまとった瞳に見つめられるとゾクッとする。

「ううん…、なんでも…」

必死に首を振って否定すると長田はふっと口元を緩めた。

「体は…大丈夫?」

思い出したどころか、尋ねられてしまった。

「あっ……」

ーーー恥ずかしい…、顔が熱い…。

大丈夫、と一言返事すればいいだけなのに私は焦って目を泳がせる。

「大丈夫なら…もう一度、する?」

クスッと笑い声が聞こえてきそうな魔性的表情に、めまいがした。
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