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キセイジジツ
第2章 再会

可愛くて、きれいで、穢れを知らない悠里。

成長していく度に俺の心を奪う。


お前が近くにいるだけで、顔や体を見るだけで欲情するんだ。

いつも必死に我慢するけど、本当はお前に触れたい…


だからある時、悠里の頭を撫でた後に左頬を撫でた。

今は見えないけど、笑うと現れる小さなえくぼの場所を探すかのように。

上唇にあるホクロも好きだ。

激しく唇を奪ってそのホクロを舐めたい。

そんな事出来ないから親指でなぞってホクロを犯す。

頬を撫でた時に爪先にある悠里の耳たぶ。

女の匂いがしそうな真っ白な首筋。

口付ける事が出来ないのなら、せめて手のひらで指でお前を感じさせてくれ。


そんな風にたまに悠里に軽く触れる事で穢れた欲情を押し込んできた。



それなのに今日久しぶりに俺の前に現れた悠里は一段ときれいで、悠里の中に眠る女を俺にひどく感じさせる。


何度も'タガ'が外れそうだった。

何度も我慢した。


でも悠里が俺を見て
「笑った顔、好きだなぁ」と言った時
悠里への気持ちが溢れてしまった。


気持ちを受けとめてくれなくていい

ずっとそばにいられなくてもいいから

一度だけ悠里にキスがしたい、と。


脳がそう意識してしまったら男としてはもう止められないわけで…

今まさに悠里へキスをしているわけで。


でも小さな唇で俺を受けとめてくれている悠里を想うと軽く口付ける事しか出来ない。

俺の汚れた欲情をこの唇にぶつける事は悠里を穢れさせてしまうから。



そっと目を開くと悠里のきれいな瞳が目に入った。

俺と目が合ったのが恥ずかしいのか悠里はグッと目を閉じた。


ーーー可愛いなぁ。


何度も軽く触れるだけの口付けを落としていく。

その度に悠里の体がビクッと震える。

安心させようと腕に力を込めて悠里を抱きしめる。


「んんっ……」


悠里の甘い声が漏れた。

ゾクゾクする。

下半身が熱くなるのを感じる。

これ以上は、やばいな。


名残惜しい気持ちを抑えながら悠里の唇から自分の唇を離した。

悠里の目が開き俺を見つめる。

濃い黒色の瞳が俺を誘うように潤んでいた。


「悠里、ごめん…」

悠里の手を引いて家に入った。

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