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キセイジジツ
第14章 訪問
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肩を掴む手に力を込めると長田が動きを止めた。
「うっ?!」
あまりにもピタッと腰が動かなくなったので私は変な声を出してしまった。
「はい、ここまでー。チンコを抜かなければ俺に何をしてもいいよ。時間は無制限だからね」
悪魔のような囁きが私を縛る。
ーーーど、どうしよう……。
長田は壁に背を預けて楽な体勢になると私のお尻を撫で始めた。
「ひゃっ!」
驚きながら『何で?』という疑問の目を向けると長田が目元を緩める。
「あぁ、極力動かないってのは腰を動かさないって意味ね。手や口は動かすよ」
「えぇー……」
「だって挿入してんのにキス出来ないのは辛いもん。ね、ゆうりからキスして。あっでもその前に……」
そう言うと口を開いて自分の舌を指差す。
「ほら、俺の舌にヨダレ垂らして」
「ヨダレ?!」
「うん。ゆうりのヨダレが飲みたい。ほら……」
頭の後ろに手を回されて引き寄せられると、目の前に血色のよい舌が出された。
わずかに舌先が動いていやらしい。
ドキドキしながら口内にあふれた唾液をツーと長田の舌へ垂らす。
ピクッと反応した舌が口内へ引き戻されてゴクンと小さく喉が鳴った。
「あー……美味しい。でもまだ足りない。もっとちょうだい……」
懇願するような目や声が私の心を掴む。
キュンと膣が収縮するのを感じた瞬間、私は自分から唇を長田へとぶつけた。
「んふっ……」
「っ……ん……」
一瞬、目を見開いた長田もすぐにその目を緩めて、私の戸惑いがちな舌の動きに合わせてくれる。
舌を動かす度に恥ずかしくて、どうしたらいいか分からなくて、自分が優位に立つキスが気持ちいいのかもよく分からなかった。
それでも長田からしてもらうキスとは全然違う事は分かってて、舌を絡ませるほど私の気持ちは空回りしていくようで。
そんな自分を見られたくなくて、長田の顔も見れなくて目をギュッと閉じると、舌が捕まった。
条件反射で目を開くと次第に長田の舌が動き始める。
長田の目や表情は優しくて、私の気持ちに気づいてそうしてくれたのかもしれない。
それが私には嬉しかった。
「んんっ……!」
挿入したままキスをされてる事で感度が上がってる気がした。
動いてないのに膣内が気持ちいい。
そして長田の指が乳房の粒をギュッと摘まんだ時、全身が強ばりながら跳ねた。
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