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キセイジジツ
第2章 再会

くびれた腰を俺の膝でガッチリ挟み
細い手首を左手でまとめて掴み頭の横に固定した。

右手で頬に触れて悠里を見下ろす。


状況を把握出来ていないようだ。

「健兄ちゃん…?」

「悠里」
俺は低い声を出した。

悠里は少し怯えている。


「俺は、男なんだよ?」

唇に触れる。


「向き合って寝れるわけないでしょ」

耳たぶ、周り、穴の中を撫でる。

「あっ…」


「そんな事したらどうなると思う?」

首筋、鎖骨、首全体を撫でまわす。

「あっ…あっ…」


「悠里に欲情するんだよっ」

激しく唇を奪う。

「んんっ…」


「唇だって簡単に奪えるし」

胸の膨らみを揉む。

「いやっ……」


「胸だって揉むよ」

「っ……」


「悠里の全てが欲しくなる…」

欲望を隠せない目で悠里を見つめる。


ビクッ…悠里が震えた。
また泣きそうだ。

手首を掴んでいた左手を離して自由にする。



「俺は…悠里を泣かせたくない。
悠里の事、本当に大好きだから。
好きだからムラムラして我慢出来なくなる。
悠里を抱きたくなる。
でもそれは俺の都合で悠里の気持ちは無視になる。
悠里の気持ちを大事にしたい。
欲情に負けて、無理矢理抱いたりしたくない。
ずっとそう思って我慢してきたんだよ。
だから背中を向けて寝るの。
ねぇ、俺の気持ち、分かってくれる?」


そこまで話し終えると悠里は涙を流した。

「ごめん、怖がらせたね」

指で涙をぬぐってやり、悠里の上からおりる。

悠里は首を横に振る。

「ちがうのっ…!」


ベットから起き上がり俺の前に座って口を開く。


「私、私もたけちゃんが好きなの。
もう覚えてないほど、ずっと前から。
それに私だってたけちゃんに触りたくて…
でも触れなくて我慢した事あるんだよ?
だから、たけちゃんが私の事そんな風に思っててくれたって分かって嬉しい。
私、たけちゃんに抱かれたい。
私の全てを見て、奪って欲しい…
ねぇ、私の気持ち、分かってくれる?」


俺は悠里を強く抱きしめた。


ーーーあぁ、本当に、愛しい。

今までのこの想いが届くなんて…

俺の初恋が報われた。

どうか、夢じゃありませんように。

ーーー今、幸せすぎて、少し怖い。
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