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キセイジジツ
第3章 変化
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体全体が温かくて心地良い。
そんな感覚に促されて目を開く。
いつの間にか眠ってしまったらしい。
部屋の電気が消えている。
視線を落とすと俺の腕を枕にして寄り添って眠る悠里の姿がある。
今まで何度も悠里を抱きしめたが感情が高ぶってたから気付かなかった。
ーーー体温ってこんなに温かいのか…
初めて感じる悠里の体温に心地良さを覚えながら視線を上げて枕元の時計を見る。
午前4時ーー起きるには早過ぎる。
もうひと眠りしようと体をわずかに動かすと腕の中の悠里が「うーん」と小さく唸る。
起こしたか?と視線を移すとドンッと遠慮なく片足を俺の足に乗せてきた。
俺を抱き枕とでも思ってるのだろう。
そんな悠里を見つめながら声を出さずに笑っているとまた「うーん…」と唸る。
怖い夢でも見てるのか眉を寄せて俺の体にしがみつくように腕を背中へ回してくる。
そんな悠里が愛しくて抱きしめながら頭を撫で続けた。
ふと眠る前の事を思い出す。
悠里は俺より6歳も年下で小さくて可愛くてまだまだ子供なのに、時々、驚くほど大人びた言葉を使う。
『私の前では泣いていいけどね』
そんな事を言われたのは初めてだ。
ーーーどっちかと言えば男のセリフだろ。
ほんの少しだけ悔しさを感じる。
何が悠里をそうさせるのかは分からないが、そういうところも含めて好きになったから、その時点で俺の負けだ。
ーーー負けたままでいいけど。
悠里の顔を見たくなって体を離そうとするとさっきよりも更にしがみつかれて顔が俺の胸に埋もれた。
必要とされてるようで嬉しくなる。
しばらくニヤついていると俺の足に乗ってる悠里の足が急にスリスリと動き出した。
俺は驚きのあまり動く事が出来ない。
悠里の柔らかい太ももが俺の太ももを撫でる。
ーーーおいおいおいおい……
一気に自分の太ももに意識が集中し、首を浮かせて悠里の太ももを見つめる。
ーーーよく見たら…すっげーやらしいな…
片足だけを俺の足に乗せている事で、俺の下半身と悠里の下半身の距離が近いのだ。
誰も触れた事がないであろう悠里の下半身を想像する。
一切、汚れのない花びらや突起物、そして膣内…
どんな顔で感じて、どんな声で啼くのだろう…
何度も何度も勝手に想像しては熱い液を吐き出した事を思い出した。
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