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キセイジジツ
第3章 変化

目が合うと…すぐに目をそらされた。

「悠里、ごめん」

「…え?」
意外な言葉だったのか、顔を上げて俺を見る。

「俺がタオルケット剥がしちゃったから、寒かったよね……本当にごめん」
「…うん……」

「いつから起きてた?」

「えっ…と…その……」
うつむいて口をもごもごしている。

「俺が自分でしてるの聞こえた?」

悠里の顔がみるみる赤く染まる。

「ねぇ、教えてよ…」
甘い声で尋ねる。

「……き、こえた……」
「そっか。聞いて、どう思った?」

「えっ…どうって…」
「俺の事、気持ち悪い、とか…」

悠里が頭を左右に振る。

「そんな事…思わない…」
「じゃあ、どう思った?」

「そ、それは…そのっ何て言うか……」
「ん?何て言うか?」

「何か……ドキドキしてっ………」
そこから何も言わなくなる。

「ドキドキして、その後は?」
「…」

「変な気分になった?」

「っ……!!」
真っ赤な顔で目を見開いている。

図星…か?

「もし…悠里が本当に変な気分になったのなら、俺はすごく嬉しいけどね」
「ど、どうして?」

「だってさっき自分でしたのは、悠里のせいだから」
「えっ?私?」

「うん、悠里が隣にいるから興奮して、悠里を想いながらしたから」
「…」

「見られるのはきっと恥ずかしいけど…悠里が変な気分になったなら、俺を感じてくれたって事かなって」
「…」

「脳内でセックスしたような…ね」

「っ……」
恥ずかしいのか何も言えずにうつむいてしまう悠里を強く抱きしめる。

体が熱いのが伝わってくる。


ーーー言葉攻めも悪くないな。


「悠里」

悠里の顎を掴んでこちらを向かせる。

「好きだよ」
そう言って触れるだけのキスをした。

「悠里は俺の事、好き?」
返事を聞く前にまたキスをする。

「ねぇ、教えてよ」

「す、すき…」
か細い声だけど嬉しい。

「聞こえないよ」

「好きだよ…」
「誰を好きなの?」

「たけちゃんが好き!」
「俺も悠里が大好き」

悠里の頬を撫でて唇を塞ぐ。

「んんっ」

下唇に軽く噛みついて
上唇のホクロに舌を這わせる。

「ずっとこのホクロを食べたかった」

ホクロだけを食べるかのように
舐めまわして吸いあげる。

「んっ…んんっ…」

俺の下半身がドクンッと脈打った。
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