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夢のその先…
第11章 別離と出逢い……

瑞恵は和哉の目線まで…腰を屈め
「お名前は?」と問い掛けた
和哉は「鈴木 和哉!」と元気良く返した
鈴木…
幸枝の姓を名乗っていると言う事で…
総て…解った
幸枝は…朝陽を守ってくれたのだ
自分の戸籍に入れ
出来る限りの援助をしてやり…
守ってくれたのだ
母親の瑞恵の変わりに…
母の愛に触れ…瑞恵は涙が溢れた
母さん…貴方と言う人は…
一言も…言わずに…
瑞恵は…和哉の顔に優しく触れ
「こんにちは。
私は貴方のおばあちゃんです!」
と自己紹介した

