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夢のその先…
第18章 命


朝陽は、匡哉の手を取ると

和哉の血で濡れた手を拭いてやった

もう固まって…ガビガビになっていた

匡哉は多分…

気付いてないだろう

自分の手が…こんな状態になっているのを…

だから朝陽は拭いてやった

匡哉の手を拭くと

血生臭い臭いが…した

朝陽は何度も何度も、おしぼりを取り換えて

匡哉の手を拭いた



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