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夢のその先…
第18章 命


そして…有り得ない感触に飛び起きた

起きると…そこに匡哉の顔があった

朝陽は…匡哉を、目にして…ドキッとなった

「大丈夫ですか?」

自分を建て直し…匡哉に問い掛ける

「大丈夫だよ。和哉は?」

匡哉の言葉に朝陽は和哉を振り向いた

和哉はバイタルも安定して…

まだ眠りの中にいた

規則正しいバイタルの音が響いていた

「和哉…」

朝陽は声をかけた

匡哉は起き上がると、ベッドを直し和哉のベッドの横に座った

「………何時…解ったの?」

朝陽は…匡哉に問い掛けた

「家庭調査表を見た時…かな?
ひなちゃんとは…避妊もしてない時があったから……」

匡哉は率直な言葉を朝陽に贈った

「……責任なんて感じなくて良い」

朝陽は…匡哉に…そう伝えた

「和哉の父親は僕でしょ?」

「…和哉の父親は…この世にはいない…
それで良い…貴方は…知らないままで良い」

「それは無理だよ…ひなちゃん」

朝陽は…匡哉に

「和哉は父親なんて必要としてない!」と言った

「ひなちゃん…」

匡哉は言葉を失った


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