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夢のその先…
第22章 血

「眠っちゃったの?」
「起きて大丈夫なの?」
匡哉が心配する
「和哉は…認めてくれた?」
「認めるも…何も、和哉の父親は僕しかいないでしょ?」
「この子…変な所で頑固だから…」
貴方に似てね…
朝陽は、ふふふっと笑った
「頑固は…ひなちゃんでしょ?」
「え~私は頑固じゃないわよ」
唇を尖らせて訴える
「そんな顔しても可愛いだけだよ!」
匡哉は楽しそうにそう言いキスした
和哉は…そんな二人の会話を夢うつつに聞いていた
「愛してるよ、ひなちゃん」
「………私も…」
「もっと大きな声で言って?」
匡哉が要求する
朝陽は赤面して
「私も愛してる…」と今度ははっきりと答えた
「次の子は…女の子が良いな 和哉は良いお兄ちゃんになる」
「匡哉さん…」
「君と僕とで…家庭を作ろう」
「ええ。」
「和哉は頼もしい我が家の長男だ!」

