この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
夢のその先…
第23章 カタチ
「母ちゃん、俺…何着よう…」
「入学式に着た…スーツとか」
「あれは…小さくなった」
和哉は…日々成長していて…
少し前に着れたのに…もうダメなの?
と言う時が…しばしばある
「困ったわね…なら一番無難な服」
朝陽はそう言い和哉のタンスを物色し始めた
「今度服を買いに行かなきゃね」
朝陽はそう言い…無難な服を取り出し和哉に渡した
「これ?県の合唱コンクールの時に着た服じゃねぇか」
和哉は嫌な顔をした
首が苦しいのだ…
白いブラウスに黒の短パン…そしてネクタイ
和哉は…首をふった
「母ちゃん、自分でやるから
母ちゃんは支度して来いよ」
母を追い出し、和哉は自分で服を探す
じぃじとばぁばの家だから…これで良いか…
と、普段の服を着て、匡哉の所へ向かった
朝陽は軽く化粧して…ワンピースを着た
そしてコートを羽織り…匡哉の所へ向かった
匡哉は朝陽が来るのを待って、立ち上がった
「じゃあ行こうか?」
和哉と朝陽は戸締まり確認をして、玄関に向かった
匡哉は二人の後を追うように、玄関に向かった

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


