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第23章 カタチ

長瀬 匡哉と言う人間は

総てにおいてパーフェクトな人間だった

不運な…人生さえなければ…

今は…企業のかなり上に立っていられただろう………

康孝は「私達は大賛成だ！」と祝福した

「ありがとうございます」

匡哉は立ち上がり…深々と頭を下げた

朝陽は…

そんな匡哉を見ていた

朝陽は…艶を帯びて…綺麗になった

匡哉に愛されて…水を得たのだと

誰もが解る程に…

朝陽は…綺麗になった