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この出会いは…
第3章 私の過去
「早く恋愛しなさいって言ってるわけじゃないからね?急かしてはいないから。」
美怜がニコッと笑った。
「ただ、いい人と知り合いになれて良かったなと思って。あの日、…ハズレ合コンの後、あの居酒屋であの席で飲んでて…」
"あの日"を思い出したのか、クスクス笑いながら話し出した。
「偶然、話すようになった人がいい人達でホントに良かったね。」
「うん…」
それは分かる。
一ノ瀬さんだけではなくて、星さんも滝本さんもすごく素敵な人だってことは、よく分かる。
「……過去が辛かった分、これからはさ、きっと楽しい事、嬉しい事がたくさん知花を待ってるんだよ。」
「うん。そうだと…いいな。」
楽しくて、嬉しい気持ちになれる出来事に恵まれて、仕事でもプライベートでも笑顔でいられるような日々がずっと続くといいな。
「よし!じゃ、明日は琴莉も一緒にごはんを食べに行こう!」
笑顔の美怜に私も笑顔で答えた。
『琴莉と滝本さんの話も聞きたいんだよね〜』と美怜がさらにウキウキしながら呟いていた。
「琴莉にも…打ち明けてみようかな。…心配かけちゃったし。私は琴莉を信じてるし、これからもずっと友達でいたいから…」
美怜も頷いていた。
『その心境の変化はいい兆しだよ』って嬉しそうに笑ってくれた。
確かに、今まで自分からあの過去の話をしようと思った事なんて一度もない。
一ノ瀬さんに引かれなかったという事実と琴莉への信頼がそう思わせたのか。
どうであれ、私の中で"あの過去"の捉え方が変わったような気がするのは確かだった。
美怜がニコッと笑った。
「ただ、いい人と知り合いになれて良かったなと思って。あの日、…ハズレ合コンの後、あの居酒屋であの席で飲んでて…」
"あの日"を思い出したのか、クスクス笑いながら話し出した。
「偶然、話すようになった人がいい人達でホントに良かったね。」
「うん…」
それは分かる。
一ノ瀬さんだけではなくて、星さんも滝本さんもすごく素敵な人だってことは、よく分かる。
「……過去が辛かった分、これからはさ、きっと楽しい事、嬉しい事がたくさん知花を待ってるんだよ。」
「うん。そうだと…いいな。」
楽しくて、嬉しい気持ちになれる出来事に恵まれて、仕事でもプライベートでも笑顔でいられるような日々がずっと続くといいな。
「よし!じゃ、明日は琴莉も一緒にごはんを食べに行こう!」
笑顔の美怜に私も笑顔で答えた。
『琴莉と滝本さんの話も聞きたいんだよね〜』と美怜がさらにウキウキしながら呟いていた。
「琴莉にも…打ち明けてみようかな。…心配かけちゃったし。私は琴莉を信じてるし、これからもずっと友達でいたいから…」
美怜も頷いていた。
『その心境の変化はいい兆しだよ』って嬉しそうに笑ってくれた。
確かに、今まで自分からあの過去の話をしようと思った事なんて一度もない。
一ノ瀬さんに引かれなかったという事実と琴莉への信頼がそう思わせたのか。
どうであれ、私の中で"あの過去"の捉え方が変わったような気がするのは確かだった。