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この出会いは…
第4章 変わりつつある気持ち
「知花、ありがとう。本気でキレるところだった。」
階段を上がりながら美怜が一息ついて話し出した。
「知花が知らない男の人に怒ってくれたの初めて見たし、嬉しかった。」
いや、ここに連れてくる任務があるからね。
でも、今更だけど、身体が震えている。
「あれ!?全部…個室?」
階段を上がりきった美怜が驚いて2階を見渡している。
「う、うん!一番奥だって言われたよ?」
かっ勘づかれたかな?
「ふーん。嫌なことがあれば良いこともあるね。」
「そっ…だね。」
はぁ、バレてない…
奥に向かって歩いている。
「あー!思い出したらムカムカしてきた!何よ『2人ともかわいいね』って。気持ち悪い!」
あ、着いちゃった。
この扉の向こうにみんながいる…のに。
「そっちは2人とも顔崩れてますねって言ってやらなきゃ分かんないのかな。…っていうか、勝手に触ってんじゃないわよっ!」
吐き捨てるように言ったタイミングと同時に、美怜がガラッと扉を開けた。
パン!パーン!!
パーン!!
たくさんのクラッカーの音で迎えられた。
「美怜、お誕生日おめでとー!!!」
琴莉が言葉を発すると、一ノ瀬さんたちも『おめでとー』と口々に言ってくれた。
美怜は驚いて固まっている。
でも、その直後、琴莉が大笑いしだした。
「っていうか、美怜、丸聞こえ!もう、超面白い、あははっ…お腹痛い!」
階段を上がりながら美怜が一息ついて話し出した。
「知花が知らない男の人に怒ってくれたの初めて見たし、嬉しかった。」
いや、ここに連れてくる任務があるからね。
でも、今更だけど、身体が震えている。
「あれ!?全部…個室?」
階段を上がりきった美怜が驚いて2階を見渡している。
「う、うん!一番奥だって言われたよ?」
かっ勘づかれたかな?
「ふーん。嫌なことがあれば良いこともあるね。」
「そっ…だね。」
はぁ、バレてない…
奥に向かって歩いている。
「あー!思い出したらムカムカしてきた!何よ『2人ともかわいいね』って。気持ち悪い!」
あ、着いちゃった。
この扉の向こうにみんながいる…のに。
「そっちは2人とも顔崩れてますねって言ってやらなきゃ分かんないのかな。…っていうか、勝手に触ってんじゃないわよっ!」
吐き捨てるように言ったタイミングと同時に、美怜がガラッと扉を開けた。
パン!パーン!!
パーン!!
たくさんのクラッカーの音で迎えられた。
「美怜、お誕生日おめでとー!!!」
琴莉が言葉を発すると、一ノ瀬さんたちも『おめでとー』と口々に言ってくれた。
美怜は驚いて固まっている。
でも、その直後、琴莉が大笑いしだした。
「っていうか、美怜、丸聞こえ!もう、超面白い、あははっ…お腹痛い!」