この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
この出会いは…
第4章 変わりつつある気持ち
「そうだね!じゃ飲み物運んでもらってから、仕切り直そ!」

そう言って、琴莉は店員さんを呼び、パーティーの開始を告げてくれた。
個室の中は予想以上に広く、真ん中に大きくてお洒落な6角形のテーブルが鎮座していた。
イスもテーブルクロスもお洒落だった。
内装はアンティークな雑貨屋さんを思わせる雰囲気だ。
その6角形のテーブルに、上座の美怜から時計回りに星さん、私、一ノ瀬さん、琴莉、滝本さんの順で座った。
今更ながら、この席順は少し気まずい。

「ホントになんともなかったの?」

気まずくて、どうしようかと思っていた矢先、話しかけられた。

「へっ?あっ、はい。大丈夫で、す…」

うぅ…変な声になってしまう。
今まで通りなんて…無理、かも…。

「そっか。良かった。」

一ノ瀬さんが隣で微笑んでいる。
至って今まで通りに。
私の過去について、知られたはずだよね。
一ノ瀬さんが気を遣ってくれているのだろうか。
ホントはどんな風に思っているのだろうか。
心の中は…?

「あの、こっ、この前…」

「うん?」

「……この前も…、また助けて、いただいて…ありがとうございました。あの…」

あの…、どう思いました?…なんて聞けない。
怖い…怖くて…、でも、どうしたらいい…?
美怜がどんな風に話したのかは知らないけれど、きっと事実をありのまま話したのは確実で。
一ノ瀬さんがどう思ったのか、本音はどうなのか。
これから、ずっと、こんな風に探りながら話をするようになるのかな。
/459ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ