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この出会いは…
第4章 変わりつつある気持ち
「そうだね!じゃ飲み物運んでもらってから、仕切り直そ!」
そう言って、琴莉は店員さんを呼び、パーティーの開始を告げてくれた。
個室の中は予想以上に広く、真ん中に大きくてお洒落な6角形のテーブルが鎮座していた。
イスもテーブルクロスもお洒落だった。
内装はアンティークな雑貨屋さんを思わせる雰囲気だ。
その6角形のテーブルに、上座の美怜から時計回りに星さん、私、一ノ瀬さん、琴莉、滝本さんの順で座った。
今更ながら、この席順は少し気まずい。
「ホントになんともなかったの?」
気まずくて、どうしようかと思っていた矢先、話しかけられた。
「へっ?あっ、はい。大丈夫で、す…」
うぅ…変な声になってしまう。
今まで通りなんて…無理、かも…。
「そっか。良かった。」
一ノ瀬さんが隣で微笑んでいる。
至って今まで通りに。
私の過去について、知られたはずだよね。
一ノ瀬さんが気を遣ってくれているのだろうか。
ホントはどんな風に思っているのだろうか。
心の中は…?
「あの、こっ、この前…」
「うん?」
「……この前も…、また助けて、いただいて…ありがとうございました。あの…」
あの…、どう思いました?…なんて聞けない。
怖い…怖くて…、でも、どうしたらいい…?
美怜がどんな風に話したのかは知らないけれど、きっと事実をありのまま話したのは確実で。
一ノ瀬さんがどう思ったのか、本音はどうなのか。
これから、ずっと、こんな風に探りながら話をするようになるのかな。
そう言って、琴莉は店員さんを呼び、パーティーの開始を告げてくれた。
個室の中は予想以上に広く、真ん中に大きくてお洒落な6角形のテーブルが鎮座していた。
イスもテーブルクロスもお洒落だった。
内装はアンティークな雑貨屋さんを思わせる雰囲気だ。
その6角形のテーブルに、上座の美怜から時計回りに星さん、私、一ノ瀬さん、琴莉、滝本さんの順で座った。
今更ながら、この席順は少し気まずい。
「ホントになんともなかったの?」
気まずくて、どうしようかと思っていた矢先、話しかけられた。
「へっ?あっ、はい。大丈夫で、す…」
うぅ…変な声になってしまう。
今まで通りなんて…無理、かも…。
「そっか。良かった。」
一ノ瀬さんが隣で微笑んでいる。
至って今まで通りに。
私の過去について、知られたはずだよね。
一ノ瀬さんが気を遣ってくれているのだろうか。
ホントはどんな風に思っているのだろうか。
心の中は…?
「あの、こっ、この前…」
「うん?」
「……この前も…、また助けて、いただいて…ありがとうございました。あの…」
あの…、どう思いました?…なんて聞けない。
怖い…怖くて…、でも、どうしたらいい…?
美怜がどんな風に話したのかは知らないけれど、きっと事実をありのまま話したのは確実で。
一ノ瀬さんがどう思ったのか、本音はどうなのか。
これから、ずっと、こんな風に探りながら話をするようになるのかな。