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第4章 変わりつつある気持ち

「秘密…？………あっ！」

外面だーーー！！！

「そう、それ。」

一ノ瀬さんが楽しそうに笑う。

「そっ、うですね。共通点…」

「ちょっと！知花。話が見えないんだけど！」

美怜がポカンとしながらも怒っていて、琴莉も『説明して』と前のめりになる。

「うーん、……秘密？」

「「はぁ？」」

美怜と琴莉の声がハモった。

「ちょっと、今日、部屋に帰さないわよ！」

「むしろ、２人で押し掛けるわよ？」

ひぃっ！止めて！！

「だって…こっ、ここでは言え、ま…せん。」

そう言った瞬間に星さんとバッチリ目が合って、慌てて反らしてしまった。
怖い。星さん、目が怖い。

「何？悪口？」

いや、外面がいいって…悪口、だよね？
言えませんよ！

「あはは、星、やめろって。知花ちゃんビビるだろ。」

「じゃあ、お前が言えばいいだろ？」

星さんの笑った顔、怖すぎる！

「じゃあ、言っちゃう？」

笑いながら一ノ瀬さんが私に聞いてきた。
美怜の顔を覗く。

「美怜、…怒らない？」

「悪口の程度による！」

うっ！…外面がいいってどの程度？？

「なら、大丈夫じゃない？知りたい？まぁ、そんな大したことでもないけど…」

「「知りたい！」」

何故か、琴莉と滝本さんの声がハモった。

「共通点その１は…ククッ、外面人間。」

一ノ瀬さんが笑いながらそう告げると、

「「はぁ？」」

と、今度は美怜と星さんの声がハモった。