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この出会いは…
第4章 変わりつつある気持ち
「だって…いっ、今、滝本さんがチームから抜けられたら、困ります!」
琴莉は今にも泣き出しそうになっている。
「今のチームで私…正直…どうすればいいか…滝本さん以外は…何と言うか…」
「使えない?」
言葉を濁していた琴莉に、星さんがニヤニヤしてズバッと聞いた。
星さん!軽過ぎです。
っていうか、言い過ぎです…
琴莉は頷く事も出来ずに滝本さんを見つめている。
そんな琴莉を見て、滝本さんが吹き出した。
「あっはっはっ、お前、正直すぎるわ。」
「いや…でも、だっ、誰を頼れば…。今後が不安すぎて…」
「まぁ、確かに。あん中じゃお前が一番出来ると思うよ。ただ、チームだからね。周りを上手く使えばいいんだよ。」
「使うって。私…一番年下、ですよ…?」
尚も、唇を噛み締めている琴莉。
海外事業課って、社内のエリート集団だったよね?
裏を返せば、それだけ滝本さんが仕事が出来るって事なんだろうな。
「うん。まぁ、ずる賢くなれって事だな。大丈夫だって、お前なら出来るよ。」
不安な顔をして、表情が硬いままの琴莉に、滝本さんは言い聞かせるようにして話し、琴莉の頭をポンポンと叩いた。
「心配するな。あと2ヶ月の間にちゃんと教えてやるから。」
そう言って、琴莉の頭を叩いていた手で、そのまま強めに撫でて、琴莉の髪の毛をぐしゃぐしゃにした。
「なんだよ。いつもの調子で言い返して来いって。」
「…いや、笑えません…」
琴莉は今にも泣き出しそうになっている。
「今のチームで私…正直…どうすればいいか…滝本さん以外は…何と言うか…」
「使えない?」
言葉を濁していた琴莉に、星さんがニヤニヤしてズバッと聞いた。
星さん!軽過ぎです。
っていうか、言い過ぎです…
琴莉は頷く事も出来ずに滝本さんを見つめている。
そんな琴莉を見て、滝本さんが吹き出した。
「あっはっはっ、お前、正直すぎるわ。」
「いや…でも、だっ、誰を頼れば…。今後が不安すぎて…」
「まぁ、確かに。あん中じゃお前が一番出来ると思うよ。ただ、チームだからね。周りを上手く使えばいいんだよ。」
「使うって。私…一番年下、ですよ…?」
尚も、唇を噛み締めている琴莉。
海外事業課って、社内のエリート集団だったよね?
裏を返せば、それだけ滝本さんが仕事が出来るって事なんだろうな。
「うん。まぁ、ずる賢くなれって事だな。大丈夫だって、お前なら出来るよ。」
不安な顔をして、表情が硬いままの琴莉に、滝本さんは言い聞かせるようにして話し、琴莉の頭をポンポンと叩いた。
「心配するな。あと2ヶ月の間にちゃんと教えてやるから。」
そう言って、琴莉の頭を叩いていた手で、そのまま強めに撫でて、琴莉の髪の毛をぐしゃぐしゃにした。
「なんだよ。いつもの調子で言い返して来いって。」
「…いや、笑えません…」