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この出会いは…
第1章 最悪な出会いと最低な再会
金曜日はあの後も、楽しく会話もお酒も進んでいたけど、琴莉と滝本さんが翌日も出勤日ということもあり、10時にはお開きになった。
琴莉と滝本さんはタクシーで一度会社に戻り、私と美怜、星さん、一ノ瀬さんは電車で帰った。
私と美怜は降りる駅も一緒だけど、偶然にも二人も同じ路線で、一ノ瀬さんは私たちの降りる駅の一つ手前で、星さんは二つ先だった。
あれから週末を挟んで、今日は月曜日。
お昼休みになり、私は社食で美怜を待っていた。
「知花!ごめん、待った?」
「美怜、大丈夫だよ。」
専務への伝言がすんなりいかなくてさ、と言いながら、私の向かい側に座る。
ここの社食のランチは美味しい。
社食と言っても、カフェのようなオシャレな内装で、提供されるゴハンも女性に人気だ。
ランチタイムはイス取りゲームのように大混雑。
「すごい。もう満席だ!席取っといてくれてありがとね。」
「うん。秘書室は今忙しいんだね。」
「マーケティング部門で新しく提携を始める会社を増やしてるからさ、契約締結の重要会議がたて込んでるの。」
「それは…」
「決まったら広報も忙しくなるね!」
やっぱり。
はぁ、もうすぐ広報も繁忙期なのに。
「琴莉も土曜日の朝イチ案件、頑張ってたみたいだよ。しかも、滝本さんが大活躍だったんだって!」
「そうなんだ!琴莉はすごいね。大活躍って琴莉から聞いたの?」
「うん。琴莉とあと、星さんから!」
へ?星…さん?
いつ、どこで、どのタイミングで聞いたのよ!?
「ふふ、知花、考えてること顔に出過ぎ。」
琴莉と滝本さんはタクシーで一度会社に戻り、私と美怜、星さん、一ノ瀬さんは電車で帰った。
私と美怜は降りる駅も一緒だけど、偶然にも二人も同じ路線で、一ノ瀬さんは私たちの降りる駅の一つ手前で、星さんは二つ先だった。
あれから週末を挟んで、今日は月曜日。
お昼休みになり、私は社食で美怜を待っていた。
「知花!ごめん、待った?」
「美怜、大丈夫だよ。」
専務への伝言がすんなりいかなくてさ、と言いながら、私の向かい側に座る。
ここの社食のランチは美味しい。
社食と言っても、カフェのようなオシャレな内装で、提供されるゴハンも女性に人気だ。
ランチタイムはイス取りゲームのように大混雑。
「すごい。もう満席だ!席取っといてくれてありがとね。」
「うん。秘書室は今忙しいんだね。」
「マーケティング部門で新しく提携を始める会社を増やしてるからさ、契約締結の重要会議がたて込んでるの。」
「それは…」
「決まったら広報も忙しくなるね!」
やっぱり。
はぁ、もうすぐ広報も繁忙期なのに。
「琴莉も土曜日の朝イチ案件、頑張ってたみたいだよ。しかも、滝本さんが大活躍だったんだって!」
「そうなんだ!琴莉はすごいね。大活躍って琴莉から聞いたの?」
「うん。琴莉とあと、星さんから!」
へ?星…さん?
いつ、どこで、どのタイミングで聞いたのよ!?
「ふふ、知花、考えてること顔に出過ぎ。」