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この出会いは…
第4章 変わりつつある気持ち
「琴莉ちゃん、大変だな…滝本も琴莉ちゃんが出来る子だから目をかけてたみたいだけど。逆効果だったのかな…」
「そっ、そうなんですか?」
「うん。俺、同じフロアだから、よく二人でいるところ見かけてたんだ。」
一ノ瀬さんの話を聞けば聞くほど、琴莉と滝本さんは職場でもいいコンビだった。
「なんか…チームというよりはパートナーという感じですね。」
「そうだね、そんな感じだった。」
「今日も…もしかしたら、滝本さんは琴莉に出張の事を話したかったんですかね?」
「そうかもしれないね。」
少しの間沈黙が流れたけど、美怜のいきなりテンションの上がった声が響いた。
「ねぇねぇ、ってことはさ!今回の出張で滝本さんの存在の大きさを痛感して、案外コロッと付き合っちゃいそうだよね!」
はっ?美怜…
いきなり何を言い出すの!?
っていうか、軽いよ、言い方!!
コロッてなんなの!?
しんとなったタクシーの車内。
直後に星さんが盛大に吹き出した。
「あっはっはっ、何を言うかと思ったら。」
ですよね、星さん…
「やっぱり、そう思った?俺も思ったんだよねー!公私共にパートナーになればいいのにね。」
へ?…星さん?
そうだ、この人も"軽い"んだった!
「美怜?ほ、星さん…?」
途中から少し楽しんでませんか?
助手席を見ると一ノ瀬さんも苦笑いだ。
「二人共、他人の恋愛を楽しむなよ。」
「…全く同感です。」
「そっ、そうなんですか?」
「うん。俺、同じフロアだから、よく二人でいるところ見かけてたんだ。」
一ノ瀬さんの話を聞けば聞くほど、琴莉と滝本さんは職場でもいいコンビだった。
「なんか…チームというよりはパートナーという感じですね。」
「そうだね、そんな感じだった。」
「今日も…もしかしたら、滝本さんは琴莉に出張の事を話したかったんですかね?」
「そうかもしれないね。」
少しの間沈黙が流れたけど、美怜のいきなりテンションの上がった声が響いた。
「ねぇねぇ、ってことはさ!今回の出張で滝本さんの存在の大きさを痛感して、案外コロッと付き合っちゃいそうだよね!」
はっ?美怜…
いきなり何を言い出すの!?
っていうか、軽いよ、言い方!!
コロッてなんなの!?
しんとなったタクシーの車内。
直後に星さんが盛大に吹き出した。
「あっはっはっ、何を言うかと思ったら。」
ですよね、星さん…
「やっぱり、そう思った?俺も思ったんだよねー!公私共にパートナーになればいいのにね。」
へ?…星さん?
そうだ、この人も"軽い"んだった!
「美怜?ほ、星さん…?」
途中から少し楽しんでませんか?
助手席を見ると一ノ瀬さんも苦笑いだ。
「二人共、他人の恋愛を楽しむなよ。」
「…全く同感です。」