この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
この出会いは…
第5章 告白
定時を少し過ぎたところで仕事を上がり、更衣室に寄った後、休憩室に来ていた。
"ありがとうございます。
19時で構いません。
お仕事が終わったら連絡をください。
すぐに落ち合えるようにしておきます。"
どこで待つとは言ってなかったが、なんとなく休憩室で時間を潰すのが一番いいと思った。
水筒のお茶を飲んで、冷静さを保とうとするが、やっぱり緊張が勝ってしまう。
いきなり改まって話があるなんて、一ノ瀬さん、変に思っただろうな。
きっと、何を話そうとしているのかも、分かっているんだろうな。
重いため息が出てしまった。
わざわざ呼び出して、聞き出すなんて意味があるのか。
せっかく今まで通り接してくれているのに。
「はぁぁぁー…。胃が痛いぃ…」
何度目かのため息と共に、携帯を握りしめたまま、机に顔を突っ伏した。
そして、そのまま、『うぅ』と小さく唸りながら、ネガティブな邪念を振り払うように、頭を振った。
しばらくそうしていたら、携帯が鳴った。
一ノ瀬さんかと思ったが、美怜からの着信だった。
一ノ瀬さんに返信をした後、一応美怜にも知らせていた。
「…も、もしもし?」
『お疲れ。LINE見たけど、今から会うの?』
「うん。今日時間があるみたいで。」
『そっか…。頑張れ、知花。最近の知花はすごく前向きになって来たね。』
「ありがとう、美怜。」
『じゃあ、今日は先に帰っとくね?』
「うん、いつもありがとう。」
"ありがとうございます。
19時で構いません。
お仕事が終わったら連絡をください。
すぐに落ち合えるようにしておきます。"
どこで待つとは言ってなかったが、なんとなく休憩室で時間を潰すのが一番いいと思った。
水筒のお茶を飲んで、冷静さを保とうとするが、やっぱり緊張が勝ってしまう。
いきなり改まって話があるなんて、一ノ瀬さん、変に思っただろうな。
きっと、何を話そうとしているのかも、分かっているんだろうな。
重いため息が出てしまった。
わざわざ呼び出して、聞き出すなんて意味があるのか。
せっかく今まで通り接してくれているのに。
「はぁぁぁー…。胃が痛いぃ…」
何度目かのため息と共に、携帯を握りしめたまま、机に顔を突っ伏した。
そして、そのまま、『うぅ』と小さく唸りながら、ネガティブな邪念を振り払うように、頭を振った。
しばらくそうしていたら、携帯が鳴った。
一ノ瀬さんかと思ったが、美怜からの着信だった。
一ノ瀬さんに返信をした後、一応美怜にも知らせていた。
「…も、もしもし?」
『お疲れ。LINE見たけど、今から会うの?』
「うん。今日時間があるみたいで。」
『そっか…。頑張れ、知花。最近の知花はすごく前向きになって来たね。』
「ありがとう、美怜。」
『じゃあ、今日は先に帰っとくね?』
「うん、いつもありがとう。」