この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
この出会いは…
第5章 告白
各々の定食とウーロン茶を2つ頼んで、店員さんがいなくなったら、急に沈黙が訪れた。
確実に気まずい…
「あの、今日は時間を作ってくださってありがとうございました。お仕事、急ぎの案件とかなかったですか?」
「うん。午後はアポも契約もスムーズに済んだから大丈夫。」
「はぁ、良かったです。」
「知花ちゃんは?美怜ちゃん、良かったの?」
なにか楽しそうに笑って、そう聞かれた。
「美怜は…その、…相変わらず、なので…大丈夫、です。」
「ははは、星の情報を聞き出して来いって?」
「はい…。星さんが、読めなさすぎて…苦戦しているみたいです。」
私の言葉に、一ノ瀬さんが更に大きく笑ったところで、ウーロン茶が運ばれてきた。
「じゃあ、とりあえず。お疲れ様!」
軽く乾杯をして、喉を潤した。
今から話さなきゃいけない内容に喉がカラカラだ。
「俺から見たら、星も美怜ちゃんを好いてる方だと思うんだけどな。この前の帰りも。アイツは嫌いな奴とはとことん話さないから。男でも女でも。」
「今の一ノ瀬さんの言葉をそっくりそのまま伝えたら、喜ぶと思います…」
美怜、良かったね。
望みは十分あるみたいだよ。
っていうか、美怜、ごめん。
今日はそれどころじゃないんだ。
私が誘ったんだから、私から切り出さなきゃ。
「あの…」
言い掛けたタイミングでごはんが運ばれてきた。
なんてタイミングの悪い…
扉が閉められ、また沈黙が流れた。
今度こそ言わなくては。
………。
なんて切り出そう…。
確実に気まずい…
「あの、今日は時間を作ってくださってありがとうございました。お仕事、急ぎの案件とかなかったですか?」
「うん。午後はアポも契約もスムーズに済んだから大丈夫。」
「はぁ、良かったです。」
「知花ちゃんは?美怜ちゃん、良かったの?」
なにか楽しそうに笑って、そう聞かれた。
「美怜は…その、…相変わらず、なので…大丈夫、です。」
「ははは、星の情報を聞き出して来いって?」
「はい…。星さんが、読めなさすぎて…苦戦しているみたいです。」
私の言葉に、一ノ瀬さんが更に大きく笑ったところで、ウーロン茶が運ばれてきた。
「じゃあ、とりあえず。お疲れ様!」
軽く乾杯をして、喉を潤した。
今から話さなきゃいけない内容に喉がカラカラだ。
「俺から見たら、星も美怜ちゃんを好いてる方だと思うんだけどな。この前の帰りも。アイツは嫌いな奴とはとことん話さないから。男でも女でも。」
「今の一ノ瀬さんの言葉をそっくりそのまま伝えたら、喜ぶと思います…」
美怜、良かったね。
望みは十分あるみたいだよ。
っていうか、美怜、ごめん。
今日はそれどころじゃないんだ。
私が誘ったんだから、私から切り出さなきゃ。
「あの…」
言い掛けたタイミングでごはんが運ばれてきた。
なんてタイミングの悪い…
扉が閉められ、また沈黙が流れた。
今度こそ言わなくては。
………。
なんて切り出そう…。